新感覚対戦型ホビー「バトルダーツ」の思い出
小学館
今どきの小学生の男の子は、どんな生活をしているのでしょうか。
『毎日新聞』が年に一度とっているアンケートを見れば、
「小4~小6の女子が一番よく読む雑誌は、2001年に『りぼん』から『ちゃお』に入れ替わった」
といった情報を知ることができます。
そこで小4~小6の男子に注目すると、長年トップだった『少年ジャンプ』が、1997年に『コロコロコミック』に逆転されています。
と、小学校フィールドにおいて集英社の二大最強誌を打ち破った『コロコロ』と『ちゃお』。
現在、子ども界の情報は小学館に支配されていると言っても過言ではありません。
小学館の学習雑誌
その独占状態を地味にサポートしているのは、小学館の学習雑誌です。
『小学五年生』には、可愛い男の子が女装してアイドルになる漫画『少女少年』が連載しています。
こんな漫画を若い時分に読ませて、いったい小学館は子供たちをどうしようというのでしょうか。
さらに『小学五年生』には、『SPA!』で『ビバ!キャバクラ』を描いていた藤波俊彦先生も連載。
塩じいが「カネくれやー」と言ったりする政治ギャグを描いていて、どうやら今の小五には塩川財務大臣ネタが普通に通じるようです。
あと、『ヒカルの碁』の二番煎じ感ただよう将棋漫画『マサルの一手』は、もう少しタイトルをヒネって欲しかったです。
ドッジボーズ
そんな小学館の雑誌で、近ごろなぜかドッジボールがプッシュされています。
2003年現在、1年~6年の全学習雑誌にドッジボール漫画が連載。
その中でも、坊さんがドッジボールをする漫画『ドッジボーズ』のセンスが光ります。
それから、実践的なテクニックを教える特集記事も載っているのですが、
「完全防ぎょだ! 一列フォーメーション」(横一列になって相手の攻撃を迎え撃つ守備陣形)
が「必勝テク」扱いされているなど、かなり胡散臭いと思います。
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