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「少年サンデー65周年記念出版」の内容は、50周年のやつと基本同じ

この記事は7月30日に更新しました。マガジンとしては「6月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。


今日の話題

新刊

7月25日に、こういう本が発売されました。

「週刊少年サンデー65周年記念」とのこと。
税込で2420円です。

発売前から、小学館の各誌に広告が載っていました。

『週刊少年サンデー』2024年35号、 『ゲッサン』2024年8月号など

「ラブコメ」という括りなら、『ピントぴったし!』『ラブZ』『なんか妖かい!?』などもあるところ、「ラブコメ要素がメインじゃないけど知名度の高い作品」が優先されている感じ……?

って、ラインナップに既視感があると思ったら、以前にも同じようなものが出ていましたね。

 

15年前の本

2009年、サンデーの「50周年」のときに出たのが、この増刊でした。

2009年(50周年):「『ラブコメ熱血サンデー』復刻だっちゃ。」
2024年(65周年):「ラブコメサンデー復活だっちゃ!!!」

どちらも「1983年に連載していた9作品を1話ずつ復刻+その作者のインタビューも掲載」という感じで、9作品のセレクトも同じです。

 

買う前に思ったこと

つまり、今回の「65周年本」は、「50周年増刊」の書籍新装版みたいな感じなのでしょうか?

「65周年本」の広告や販売ページを見た感じ、特にそういうことは書いていないようですが……。

「9作品の作者のインタビュー」と「2024年の青山剛昌 高橋留美子 あだち充インタビュー」を分けていることから、「9作品の作者のインタビュー」は最近のものではないという想像は可能?

広告の雰囲気からは、「15年前の増刊と同じ内容に、新規のインタビューを少し付け足しただけの本です」という感じは受けません。

なお、50周年増刊は630円だったのに対して、65周年本は2420円。
新規のインタビュー以外は同内容だとしたら、そのためだけに買うのは、ちょっと悩みます。

 

結論

てな感じで、購入してみたところ、おおむね想像通りの本でした……という話を以下に書きます。

※主要部分は「15年前の増刊」と同内容でしたが、色々と削られていて、15年前の方が良かった点も多いです。

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