さよなら、モバマス…。アイドルマスターの思い出
モバマスがサ終
2011年から続いていたソシャゲ『アイドルマスター シンデレラガールズ』が、サ終するそうです。
これを受けて、電撃オンラインが痛恨の誤報。
たとえるなら、「PS3の生産終了」が発表されたのに「PS5が生産終了になった」と報じてしまったようなものでしょうか。
「電撃オンライン」のような媒体としては、かなりのやらかしです。
とはいえ、プレイヤーでもなければ、『アイドルマスターシンデレラガールズ』と『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ』の区別がつかないのは、無理のないところ。
てことで、今日はその辺の話をしてみようと思います。
…………と思ったのですが、よく考えたら、その話は前にしたことがありました。
なので、以前雑誌に書いた文章の再掲載をさせていただきます。
スーパーマリオラン
先日、任天堂が新作スマホゲーム『スーパーマリオラン』をスタート。
それについて、32か国で出版されている世界的経済誌『フォーブス』のウェブサイトが、「マリオランは高すぎる」という記事を出しました。
その記事では、いとこの少年(『ポケモンGO』の大ファンだけど『ポケモンGO』に課金したことはない)に聞いたところ、「絶対に10ドルは払わない」と断言された……などの実体験を紹介。
……という感じで、『マリオラン』はフリーミアム型(基本無料で、追加機能を課金する形)にすべきだったという主張でした。
しかし、私のソシャゲに狂わされた金銭感覚では、むしろ「買い切り10ドル」は良心的に感じてしまいます。
任天堂がフリーミアム型で射幸心を煽れば、もっとユーザーから搾取できたという気がしてなりません。
てことで、今日は『アイドルマスター』というゲームの歴史と課金について紹介してみます。
Xbox版のDLC
一番最初の『アイマス』は、2005年に登場したアーケード版でした。
なんかゲーセンで遊ぶギャルゲということで、当時としてはキワモノあつかいでした。
それを家庭用に移植したXBox版が、2007年に発売。
3Dモデルのライブシーンが秀逸で、その動画がニコニコに投稿されて流行りまくったことで、『アイマス』の人気は爆発的に上がりました。
このXBox版では、基本パッケージに含まれない追加の衣装やアクセサリが、DLC(ダウンロードコンテンツ)で売られました。
7480円のソフトとは別に、衣装に課金することで、好きなキャラをスク水&おしゃぶり&よだれかけといった姿で踊らせることができるのです。
おしゃぶりは300円、スク水は1800円……と、フルで揃えるには7万円くらいかかります。
その売上は3億に達したそうです。
ポチポチゲーのコンプガチャ
そうして、2011年に『アイドルマスター2』が発売されて、全26話のテレビアニメが放送。
「アイマス」がビッグコンテンツとなっていたところに、『アイドルマスター シンデレラガールズ』というソシャゲ版アイマスが登場しました。
当時はソーシャルゲームというものが盛り上がっていく時期で、時代の追い風に乗って大成功。
2012年の『日経新聞』によれば、月に10億の売上があったそうです。
ゲームの内容としては、いちおう、好きなアイドル(のカード)を収集するのが目的となります。
基本無料で、無課金で資産を増やすのも可能ですが……。
有料のガチャを回したり、有料のアイテムを大量に買ったりしないと、欲しいアイドルを良い感じにゲットできなかったりします。
このゲームには、悪名高い「コンプガチャ」も存在しました。
2012年5月に消費者庁が「コンプガチャは違法」としたことで、すべてのソシャゲから消えたヤツです。
2012年4月には、「コンプガチャを揃うまで回す」という動画がニコニコに投稿されました。
この動画では、1回の「コンプ」までに4万8000円ほどを散財。
2012年当時は、ひどいガチャの実例として話題になりました。
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