見出し画像

角川つばさ文庫の思い出

2月分の更新が遅くなったので、3月22日から月末まで毎日更新中です。
今日は新規記事にしたかったのですが、微妙に間に合わなかったので、過去に雑誌に書いた記事の再掲載をさせていただきます。
明日・明後日は新規記事になると思います。

以下は、2009年4月の『二次元ドリームマガジン』vol.46に書いた文章の再掲載となります。



児童小説の萌え化

アニメ『夢のクレヨン王国』のキャラは可愛らしいです。

クレヨンアニメ

しかし、原作は「講談社青い鳥文庫」の児童小説で、元の挿し絵は若干キモめだったりします。

クレヨン原作挿し絵

ン・パカ♪ ン・パカ♪ すてきな仲間♪

しかし、そんな「児童小説」の世界にも、00年代の途中くらいからオタク系の挿し絵が増加しています。
(カラフル文庫の『IQ探偵ムー』、ポプラポケット文庫の『らくだい魔女』などなど)

らぶへんさち

老舗児童レーベル・フォア文庫の最近の表紙


角川つばさ文庫

2009年3月、そんな児童小説界隈に、角川グループが参入。
新レーベル「角川つばさ文庫」を立ち上げて、一挙に15冊を刊行しました。

その中でまず気になるのは、児童書版『スレイヤーズ』

原作から大胆にリメイクして、元は15歳だったリナが、12歳に変更されました。
挿絵では、リナの身長がガウリイの半分くらいです。

りな

左から、ナーガ、リナ、ガウリイ、シルフィール 

ここから先は

3,304字 / 12画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?