いまは亡き「ヤングマガジン海賊版」の、単行本の続きが出ない漫画について

『D・F・O』という漫画があります。
2015年9月25日に、単行本の1巻＆2巻が同時発売。

それから5年が経ちましたが、3巻は発売されていません。

最近たまたま、この漫画のレビューを見たのですが……。

・コミックシーモアの今年6月の投稿（URL）。

続きを待ってます（略）ずっと続きを待ってます（略）続きを楽しみに待ってます。

・まんが王国の今年9月の投稿（URL）。

続きが出ないので調べてみたら（略）打切りになっていました。（略）期待していましたが、それも見れなくて残念でした。

という感じで、3巻が発売されない、続きが読みたい……という思念が、ネットに残留しているようでした。

ただ、この漫画、いちおう「最終回」まで描かれていて、読もうと思えば、続きを読むのは簡単です。

おいくら万円？

『D・F・O』は、「eヤングマガジン」で連載したWEB漫画です。

2015年9月に第1巻が発売して、翌年2月に打ち切り最終回ということで、売れないと判断されたようです。
単行本5冊分くらい執筆されたのに、3巻以降は出版されませんでした。

その後、「eヤングマガジン」そのものが終了したのですが、現在でも閲覧は可能です。
『D・F・O』の3巻～5巻に相当するエピソードもサイト上に残っていて、有料で閲覧することができます。

【完結】Ｄ・Ｆ・Ｏ/デス・ファンタジー・オペラ - エブリスタ・コミック

単行本未収録のエピソードは、10話(1)～23話(2)までの28回。
それぞれ55円で読めるので、ラストまで読むと1540円です。

価格としては、単行本を買うのと大差ないと思います。
ただ、この「eヤングマガジン」はUIがゴミで、非常に読みにくいです。

一度課金すれば、「eヤングマガジン」が存続する限りは、ずっと読めるみたいです。

以前は「1日1エピソードだけ無料で読める」システムがあったのですが、「eヤングマガジン」が実質終了したときに廃止されました。

図書券1400枚

私は最初、「図書券」とかいうシステムに戸惑いました。
1エピソード読むのに図書券が50枚必要ということで、事前に図書券を購入するのですが……。

図書券、1枚1円なのですね。

私は図書券というと、1枚500円で謎の平安女性が描かれたヤツのイメージが強くて……。
「図書券100枚で100円です」というのが直感的に把握できなくて、微妙に混乱した記憶があります。

あ、いまなんとなく「図書券」のWikipediaを見たのですが、冒頭から

……という感じで、Wikipediaさんが持ちネタにしているいちいち[要出典]を挟むギャグは、そこそこ面白い気がしております。

（たまに寄付を求めて発狂するのも、面白い冗談だと思います）

そんなこんなで

今年になっても第3巻の発売を待ち続けているというレビューがある漫画ですが、いちおう完結まで読むことはできます。

……みたいな情報を、ビンに詰めた手紙を海に流す心境でネットに流したいというのが、今日のテーマでした。

この『D・F・O』という漫画、個人的には応援していました。

内容は、いわゆるデスゲームもの。
幼い兄妹が、吸血鬼・ミノタウロス・ハーピーなどの化け物が集ったゲーム会場に、人間代表として巻き込まれてしまう……みたいな話です。

主人公の兄弟は、お互いの汗を舐め合うくらい仲良しです。

この病弱で可憐な妹にデスゲームをやらせると……。

とにかく絵が強いと思います。

やたらとデスゲームに強い妹、大好きです。

覚悟ガンギマリ妹

それから妹は、ユニコーンとタイマンでゲームをすることになるのですが……。

ユニコーン「儂はッ！　一角馬ユニコーン！　生娘との交わりこそ至高の悦びッ！　せめてゲーム中に生娘をいただく！」
審判役の吸血鬼「一理…ある！」

ということで、処女を犯そうとするユニコーン。
（ユニコーンって、そういう生き物ではなかったような気もします）

そうして、なすすべなくゲーム中に陵辱されてしまう妹ですが……。

処女を奪われたのも、妹の計画通りでした。