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北方謙三先生の『試みの地平線』、文庫版「伝説復活編」の不満点など
この記事は5月分の更新ですが、6月18日に「追記」の形で更新しました。
『試みの地平線』について
北方謙三先生の本業は、小説家です。
肉体を中心とした新しいハードボイルドを開拓しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687001389678-8t3HoNaUBe.png)
そんな北方謙三先生による、ハードボイルドな人生相談として有名なのが『試みの地平線』です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687001519061-BgeUbf2wVu.png)
「俺は二歩、いや三歩、君たちよりさきを歩いている。そしてその分だけ、男には決して行き着くことのない地平線が必要なのだ、ということも知っている」
という感じで、北方謙三先生(開始時38歳)が、若者たちの相談に応えるというコーナーでした。
具体的には、初回からこんな感じで……。
![](https://assets.st-note.com/img/1687002400345-w4DU2xPw3K.png)
Q「俺には何が欠けてると思いますか?」
A「頭の中身が欠けている」
Q「東京の女をどう思うか?」
A「裸に剥いてしまえばみんな同じよ。いいのもいれば、悪いのもいる」
Q「ふつうの人とちがう労働時間なので、女の子と出会えない」
A「午前中に時間があいているなら人妻よ」
といった問答が大好評を博して、連載h16年ほど続きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687002011270-lYqbtAbS9p.png)
「ソープに行け」の回数問題
「ソープに行け」とは
さて、北方謙三先生の人生相談といえば「ソープに行け」です。
連載6回目から、すでにこんな問答があって……。
Q「生きていくのが嫌になった」
A「女を作るんだ」「勇気を出して一度、ナンパしてみろよ」
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