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昔、エロアンソロジーの巻末に書いてた「エロ用語辞典」みたいなやつ

雑誌の最後の方とかに、よく分からない「用語辞典」みたいなやつが載っていることがあります。

たとえば、コアマガジンの二次元グラビア誌『メガヴィーナス』の「美少女ゲーム大淫和辞典」とか。

雰囲気こんな感じのやつ

あるいは、富士見書房のTRPG誌『RPGドラゴン』の「RPG用誤辞典」は、単行本も出ていました。

それで、私も一度、ああいうのをやってみたいと憧れておりまして。

20年近く前に、松文館から出ている『背徳華』というアンソロジーの巻末に、よく分からない「用語辞典」みたいなやつを連載してみたことがありました。

ただ、やってみて分かったのは、私にはあまり向いてないということでした。
なので、ずっと封印していたのですが、今日は、それを再掲載させていただきたく存じます。

 

以下は、2003年に『背徳華』に書いた「用語辞典」みたいなやつの再掲載になります。
元々『背徳華』というアンソロジーに書いたので、だいたい下ネタです。
あと、「雑誌のよく分からない用語辞典」らしく、真偽の怪しい胡散臭い話とかも書いていたりします。

 

インド人の精液【いんどじんのせいえき】

「エジプトはナイルの賜物」という言葉を残して“歴史の父”と呼ばれているギリシア人・ヘロドトス。
その著作『歴史』には、「インド人が出す精液は、黒色である」と記されていました。

『歴史』には他にも、

  • 「エジプトの女性は、普通にヤギと獣姦している」

  • 「バビロニアでは、どんな身分の女性でも、一生に一度、神殿で見知らぬ男に売春しなければならなかった」

  • 「エジプトのペロス王は失明したとき、『夫以外の男を知らない女の尿で眼を洗えば治る』という神託を受け、さっそく自分の妻で試してみたところ、別に治らなかったので妻を焼き殺した

といったエピソードが載っています。

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