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20年前の『小学一年生』『小学二年生』のドッジ漫画『ドッジボーズ』

私の体調不良により更新ペースがいつも以上に崩れてしまっており、本当に申し訳ございません。
(先月からずっと体調の話になってしまっていて、これ以上、体調の話をするのも恐縮の限りですが……。とりあえず、ちゃんと更新できるまで確定申告をしない縛りを自分に課して更新しております)

今日の更新は、またドッジ漫画の話題になってしまって、申し訳ありません。

ドッジボーズとは

『ドッジボーズ』は、20年ほど前に『小学一年生』『小学二年生』で連載していた、子ども向けの漫画です。

『小学一年生』2003年4月号

単行本が出ていないので、ほとんど「その世代の子供しか読んでいない漫画」となります。

範囲としては、1995年4月~1997年3月ごろに生まれて、『小学○年生』を購読していた人が『ドッジボーズ』の読者。
『小学○年生』の部数も少なくなっていた頃で、読んでいた人数は、あまり多くないと思います。

 

2つの世界線

『ドッジボーズ』は、2003年の春に『小学一年生』と『小学二年生』で同時に連載スタートしました。

どちらも同じキャラクター、同じ世界観で、違うストーリーを2誌で同時に連載。
主要キャラ(ドッジボーズの選手6人、マネージャーのタマオ、監督のじいちゃん)は、両方に登場します。

『小学二年生』で始まった連載は、1年で終了。
『小学一年生』で始まった連載は読者と一緒に進級して、翌年の『小学二年生』でも連載しました。

つまり、次の2つの世界線がある漫画です。

・小学二年生 2003年4月号(新連載)~2004年3月号(最終回。全12話)
・小学一年生 2003年4月号(新連載)~2004年3月号、小学二年生 2004年4月号~2005年2月号(最終回。全23話)

※ほかに、小学二年生 2004年3月号付録の「別冊先どりコミックブック」に『ドッジボーズVSドッジファイターズ』が掲載

※主人公たちの「ドッのライバルである「魔寺まじ」が両方に登場して、別々のストーリーがあるので、同一世界線ではなさそうです

こういう連載形態は、『小学○年生』ではよくありました。

 

内容の紹介

※以下の内容には『ドッジボーズ』のネタバレが含まれます。

『小学一年生』で始まった『ドッジボーズ』の第1話は、弱小チームがコートを奪われそうになっているという、伝統的なシチュエーションからスタートしました。

このシーンが、いきなりひどいです。

『小学一年生』2003年4月号

ちなみに、『一年生』の4月号なのでカタカナにもルビが振られています。

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