見出し画像

野球漫画で有名な先生が『近代麻雀』のゲストに来たときのやつ

それいけ! アンパイマン

竹書房の『近代麻雀』や『近代麻雀オリジナル』は、麻雀漫画がたくさん載っている雑誌です。

『アカギ』『むこうぶち』といった連載漫画の他、単発の「読切」も色々と載ります。
まあ、竹書房だと連載でもあまり単行本化されないので、読切は、一度載ったきり永遠に忘れ去られることも多いのですが……。

過去の読切では、神北ハヤト先生の『アンパイマンとバイマンキン』とかが印象深いです。

『近代麻雀』1998年4月号

これは、20年間フリコミゼロの男・アンパイマンと、20年間倍満のみでアガリ続ける男・バイマンキンの戦いです。(ドキドキちゃんも登場)

ほぼ出オチですが、ロゴのヤバさなどがドキドキで、安牌とは名ばかりの危険な漫画でした。

この路線(?)の漫画では、のちに『3年B組一八先生』とかいう、なぜか単行本が発売されない人気連載も生まれます。

 

豪華ゲスト

そんなこんなで、麻雀漫画がメインではない漫画家が、『近代麻雀』に「ゲスト読切!!」みたいに登場することがあります。

たとえば、主にミリタリー系を描いている松田大秀先生による、ハードボイルド麻雀漫画とか……。

『近代麻雀オリジナル』1997年12月号

百合独白漫画『ふたりモノローグ』で知られるツナミノユウ先生による、ホモ独白麻雀漫画とか……。

『近代麻雀』2020年9月号

てことで、今日は「野球漫画で有名な先生が『近代麻雀』で描いたらどうなったか」というテーマに無理やり括って、

  • 『おれはキャプテン』『グラゼニ』などのコージィ城倉先生が1998年に『近代麻雀オリジナル』に描いた読切

  • 『ワイルドリーガー』『異世界三冠王』などの渡辺保裕先生が2006年に『近代麻雀』に描いた読切

の紹介をさせていただきたく存じます。

 

渡辺保裕『麻雀ストラックアウト』

渡辺保裕先生は、2001年~2003年に『コミックバンチ』で連載した『ワイルドリーガー』が代表作。

『ワイルドリーガー』

『内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎』『ドカコック』などの作品でも知られていますが、とにかく野球愛の深い漫画家さんです。

先日、流行に便乗して異世界モノを連載した時でさえ、異世界に転移したプロ野球選手が野球で戦う漫画でした。

『漫画ゴラク』2021年4月2日号(コレについては過去の記事で触れました)

そんな渡辺保裕先生が、『近代麻雀』に読切を描いたところ……。

やはり、プロ野球選手が麻雀をする漫画でした。

ここから先は

2,897字 / 21画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?