『近代麻雀』の漫画で、電子書籍で単行本化して欲しいやつ
『雀ゴロ日記』が電書化
2015年ごろ、武喜仁先生作画の『雀ゴロ日記』という漫画が『近代麻雀』に載ってました。
それは単行本化されなかったのですが、福地誠さんの無料記事によると、今度、電子書籍になるそうです。
『雀ゴロ日記』の電書化、喜ばしいです。
また、そういうケースがあるなら、ほかの「紙の単行本にしなかった漫画」についても、電子書籍化されないかな……とか期待しちゃいます。
※紙の単行本と電子書籍について
昔の漫画が電子書籍になるとき、だいたいは「過去に出た紙の単行本」がベースになります。
たとえば、『コミックバンチ』で連載していた『屈辱er大河原上』という漫画。
2002年、新潮社が第1巻を発売(1~22話を収録)しますが、あまり売れなくて、2巻を普通に出すのは難しいと判断されました(URL)。
その後、2004年に、三才ブックスが1巻&2巻の同時発売(1~63話を収録)で再単行本化するのですが……。
結局、3巻以降は出せなくて、『コミックバンチ』に連載した64話~164話は単行本未収録となっています。
それが、2017年ごろから電子化されたのですが、Kindleなどの電子書籍、LINEマンガなどのアプリ配信は、すべて三才ブックスの単行本を元にしたもので……。
63話で「完結」となっています。
アプリで初めて『屈辱er大河原上』を読んだ読者には、普通に63話で終わった漫画だと認識されてしまうでしょう。
(雑誌連載では、このあと164話まで続いて、最終的に大河原上が結婚して子供が産まれました)
と、作者が特別に動いたりしなければ、「紙の単行本になった部分」しか電子化されないのが通常です。
竹書房の『近代麻雀』でも、「1巻は出たけど2巻以降が出なかった漫画」などは多くて、それが電子書籍化されても、未完の1巻だけがKindleで売られている状態になっています。
まあ、『屈辱er大河原上』については、1~2巻の電子書籍版も、そんなに売れてないらしくて……。
64話以降の潜在需要はあると思いますが、出版社にとっておいしい素材だとは言い難そうな気はします。
単行本化されてほしい竹書房の麻雀漫画
そんなこんなで、実現可能性とかは分からないのですけど……。
とりあえず、「『雀ゴロ日記』がイケるなら、ほかの未単行本化作品でもプラスの目算が立たないかな」くらいのアバウトなアレで。
以下、個人的に「単行本化されてほしい竹書房の麻雀漫画」について、いくつか書かせてください。
『ジャンロック』
「単行本化されてほしい竹書房の麻雀漫画」という話題では、必ず名前が挙がるのが『ジャンロック』という作品。
『土竜の唄』の高橋わたる先生が描いた麻雀漫画でした。
主人公は、秘密結社「ドラの穴」の出身。
ドラの穴は、孤児を拾い集めて雀士に育てている悪の組織で、主人公も麻雀でしかイケない体に調教されています。
この「ドラの穴」から逃亡した主人公が、イカれた刺客たちと麻雀で戦っていく漫画です。
最終章では、主人公が麻雀中に首をはねられて殺されるのですが……。
衝撃の「首が無ぇのにツモってる~~~!!」からの、
衝撃の東一色からの、
青天井ルールによる1杼1333垓6795京点のアガリで勝利。
生首の眼光もイケメンでした。
『麻雀お嬢なつみ』
『麻雀お嬢なつみ』は、『ユリア100式』の原田重光先生による麻雀漫画です。
『ユリア100式』の少し前の作品で、『ジャンロック』が麻雀版『土竜の唄』なら、『麻雀お嬢なつみ』は麻雀版『ユリア100式』と言えるかも知れません。
原田先生らしいエロ&バカな麻雀コメディで、毎回、死ぬほどくだらないエロイカサマが出てきます。
「あの巨乳は理牌を隠すだけじゃなく、関係ないところでツモ山に触るための口実だったんだわ!!」
と、毎回そんな感じで、
SMプレイをしながら麻雀することでイカサマをカモフラする敵
ジュリアナダンスをしながら麻雀することでイカサマをカモフラする敵
などと戦っていく漫画でした。
原田重光先生のファンにはオススメです。
『まきの麻雀クラブ』
『まきの麻雀クラブ』は、『近代麻雀オリジナル』の2000年2月号~9月号に連載された漫画。
名門女子校の女子高生たちが麻雀部を作る話。
昆虫好きのボーッとした子とか、可愛かったです。
2006年に『咲』が始まるよりも早く「美少女たちの麻雀部」という萌え麻雀漫画に挑戦しており、9話で終わったのが惜しい漫画でした。
作者の有元美保先生は、その後、ノンフィクション系の『雀荘で遭った愉快な人々』が長期連載になり、そちらも単行本化が望まれます。
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