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ちゆ12歳の小ネタ集(2023年2月)

「単独の記事にするには微妙な話」とかの寄せ集めです。

うさぎ年といえば

2023年はうさぎ年ということで、「お正月には、何かうさぎネタのツイートをしよう」みたいなことを考えていました。

うさぎといえば、『ジャンプ放送局』だと、『欽ちゃんの仮装大賞』のバニーガールが何度もネタにされています。

ジャンプ放送局(『週刊少年ジャンプ』1986年26号、1992年39号)

この「仮装大賞のバニーガール」は、2021年2月放送の第98回で廃止。
エスコート役はスーツのお姉さんになっていました。

第99回の開催は、例の病気を理由に未定になっているようです。
毎年、1月か2月の放送が恒例になっていましたが、2022年・2023年は放送されていません。

フィクションのバニーガールについては、近年は「メイド」に役割を奪われたフシもあるのですが、根強い人気もあります。

少年漫画にも、昔から多くのバニーガールが登場しています。

『週刊少年サンデー』1991年18号、『週刊少年ジャンプ』1986年6号

そこで、「ジャンプに登場したバニーガール」の中で、特に印象的なものを思い出すとしたら……。

『BØY』『無頼男ブレーメン』などで知られる梅澤春人先生が『週刊少年ジャンプ』本誌に初掲載されたときの読切に、こんなバニーガールが登場していました。

『週刊少年ジャンプ』1989年39号

梅澤春人先生といえば、『LIVE』の寄生虫による拷問シーンなどのエグさや、『SWORD BREAKER』の「魔城ガッデム」といった言語センスでも知られる方。

この新人時代のジャンプ初掲載の読切でも、すでに性癖が丸出しです。

若くてピチピチした女の肉体を…撃ってみたい!
ウ… ウサギちゃんにして…みました。ボクの趣味で…」

という下劣オブザイヤーな会話に加えて、

明らかにバニーガールよりも男の方が目立っているという、大胸筋がボロリした変態スタイル。

梅澤先生にまったく自重する気がなかったのか、自重してコレなのか。
とにかく、この読切が好評で、梅澤先生は初連載を勝ち取ったのでした。

……という話をお正月にツイッターに書こうと思っていたのですが、うまく140字にまとめられなくて、挫折しました。

 

『酒呑☆ドージ』について

いまのが、梅澤春人先生の連載デビュー作『酒呑☆ドージ』の話でした。

梅澤春人先生は、1988年に「ホップ☆ステップ賞」に入選。

第35回HS賞発表(『週刊少年ジャンプ』1988年13号)

(当時のペンネームは「梅沢勇人はやと」でした)

その後、増刊号の読切も好評で、『週刊少年ジャンプ』本誌への掲載が決定。
1989年に、読切『酒呑☆ドージ』が載ります。

1989年39号

ボクの趣味でウサギちゃんにしてみたりする読切でしたが、これも好評。

1990年に『酒呑☆ドージ』の連載が始まりました。

1990年15号

この連載第1話でも、悪い王様の醜悪さの表現として、全裸に全身花びらの女性の乳首の花びらを王様がムシャムシャするという、ガッデムな演出が炸裂していました。

『週刊少年ジャンプ』1990年15号

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