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ちゆ12歳の小ネタ集(2023年7月)

ちゆが最近思ったことの寄せ集めです。(意味がわからなくて無駄に長い話が含まれているかも知れません。ごめんなさい)


「国会図書館警察」をやってみる

アニメ版の変更点

『【推しの子】』という漫画には、登場人物が資料集めに「国立国会図書館」に行くシーンがあります。

単行本3巻

この「国立国会図書館」のところ。
たぶん誰も気にしてないと思いますが、アニメでは「国立市民図書館」に変わっていました。

(外観は原作漫画の方が少し変で、アニメの方が現実に近いです)

なぜ「国会図書館」を「市民図書館」に変えたのか、私には分かりませんが……。

単純に何かマズいのか、あるいは、リアルだとこのキャラの年齢では原則としては国会図書館を利用できないので、「現実の国会図書館とは微妙に違う施設」にしたのかも?

とにかく、アニメの作中では国会図書館ではないので、「◯◯が国会図書館とは違う」というツッコミは成立しません。

……といったことは承知の上で、あえて「国会図書館警察」をやってみます。

 

あえて語ろう、国会図書館ガチ勢の気持ちを!

てことで、

アニメ 7話

まず、ワイヤレスマウスが気になりますね。

いまの国会図書館では、Lenovaの有線マウス(2ボタンでスクロール付)。
たまに機材の入れ替えはありますが、基本的に有線かと存じます。

また、カードリーダーがないのが、国会図書館としては違和感のあるポイントです。
(端末利用時に「利用者カード」を読み取らせる国会図書館では、頻繁に使うカードリーダーの存在感が強いので、ないと変な感じがします)

また、本来は端末ごとに「端末利用ガイドブック」という本も置かれているのですが、アレは省略でOKです。
(「端末利用ガイドブック」は、使い方に慣れると無視される存在。普段は「ちょっと邪魔」程度の存在感なので、アニメで描かれてなくても違和感はありません)

それから、アニメでは背景が無人なのですが、実際には、この辺りの端末はいつもだいたい埋まっているハズです。
(「自分以外だれもいない」状態はありえません)

 

……と、そんな感じで、主に「マウスのケーブル」「カードリーダー」「ほかの利用者」の作画が省略されているのが、国会図書館感覚では違和感があるという話でした。

(もちろん、アニメの作画でそんなどうでもいい所にこだわる必要は皆無なのですが)

 

続・国会図書館警察

続いて、こちらのシーンについて。

まず、カウンターの中に職員さんがひとりもいないのが、「人類が滅亡したあとに図書館に来ました」みたいな雰囲気を出していますね。

そして、ここの背景の本棚なのですが、実際にはカラッポで、本は入っていないハズです。

この本棚があるのは、別室に行き来したり、カウンター内から台車を運んだりするための「通路」なので、ここに人が立ち止まると困ります。
なので、こんなところに開架資料を置いたりはしません。

しかし、たぶん「何も入っていない本棚」だと違和感があったのでしょう。
中身を埋めた方が見栄えがいいので、本来は存在しない本を描いたものと想像されます。

あと、このシーンは、この角度の写真だけを資料に実際の構造を理解せずに描いてるフシがあって、かなり不自然に感じるのですが(壁とカウンターが直角で間に通路があるのとか分かってなさそう)、いちおう明確に変な点はないように思います。

また、原作では縦長のコマだから「複写受付カウンター」だったところ、アニメは横長の画面だから「資料受取カウンター」にしたのは、妥当な判断かと存じます。画面のおさまり的に。

 

そんなこんなで

よく行く場所だから細かい違和感が気になるという話で、別に、作画に文句があるわけではなかったのですが……。
(むしろ、アニメに国会図書館が出るのは珍しいので、変なはしゃぎ方をしているだけというか)

なんか、こういうのをツイートしたらすごく誤解されそうな気がしたので、この話をツイッターに投稿するのはやめました。

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