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『超電子バイオマン』40周年
※この記事は3月12日に更新しました。マガジンとしては「1月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。
先日、こういうポストがTLに流れてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709902068917-9rCacBTDh5.png)
『バイオマン』って、「ラスト数分でバイオロボと戦うだけの敵ロボ」が毎週出てくるので、その意味では贅沢でした。
※ウルトラ怪獣のように出番が多いわけでもなく、「あと4分で本編終了」くらいのタイミングで、1話限りの敵ロボ(メカジャイガン)が登場したりします。
ただ、「そこまで早いのって何話だっけ?」と気になって少し確認したところ、レオパルドンより早いのは見つけられませんでした。
レオパルドンが画面に映っている時間は20秒ちょいなのですが、メカジャイガンは30秒くらいは映っているようで……。
いちおう、レオパルドンよりは戦えていますし、レオパルドンほど粗末にはされていないように感じました。
という話を、以下に書きました。
いちおうの前置き
『バイオマン』について
『超電子バイオマン』は、戦隊シリーズの8作目。
1984年2月から1年間放送されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709918949702-0IWc9QjTNZ.png)
※『ダイナマン』『バイオマン』『チェンジマン』は、出渕裕先生がデザインに参加。
(そのあと『フラッシュマン』が続くのですが、私の地域では放送されませんでした)
バイオ技術について
1984年は、「バイオ・テクノロジー」が話題になった年でした。
たとえば、荒木飛呂彦先生の『バオー来訪者』も、
![](https://assets.st-note.com/img/1709920352741-C2MKhwtN9F.png)
「当時は、ちょうどバイオ・テクノロジーが話題になっていて」
「バオーの語源はバイオなんです」
……ということで、『バオー来訪者』が始まったのも『バイオマン』の放送中でした。
1984年のアニメでも、『重戦機エルガイム』の「バイオリレーション」、『超時空騎団サザンクロス』の「バイオロイド」など、なんとなくバイオです。
![](https://assets.st-note.com/img/1709921678213-Fof0OsxITI.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1709922129899-8YkkraI6N5.png)
「超電子バイオマン」が放送された時期は、そんな感じでした。
鈴木武幸プロデューサーによると、「チーム名にはまだ一般には馴染みのなかった『バイオ』を取り入れました。ちょうどこの頃、カネボウさんが『バイオ口紅』を発売したので、視聴者の半歩先を行くにはちょうどいいい時期だと判断したんです」とのこと。
バイオマン一般
イエローの件について(一応)
『バイオマン』で有名なのは、イエローが死んだことです。
40年擦られてきた話で、特に言えることもないのですが……。
第10話「さよならイエロー」では、イエローは変身した姿で登場。
![](https://assets.st-note.com/img/1709989999315-w2xjR4vUz0.png)
一度も変身を解除せず、役者が姿を見せることがないまま、敵にやられてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709990006835-xAs7NPJ0ja.png)
「みんな、バイオに授かった力を信じて……」
そう言い残して絶命するイエロー。
死後も変身が解けないのがシュールですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1709989947191-AKjCD07mmd.png)
イエローのスーツは、生前の自分の映像を空中に映します。
![](https://assets.st-note.com/img/1709990100871-LbklC3Mvxi.png)
赤「さよならと言ってるんだ」
桃「ううっ…」
緑「泣くなよ。見ろ、笑ってる…。笑ってるじゃないか」
ナレーション「バイオロボも、イエローフォーの死を悼んだ」
![](https://assets.st-note.com/img/1709990370783-Zk4kSUWdvh.png)
そして、次の回で2代目イエローが登場。
この放送を見た感じ、イエロー役の俳優がいない状態で退場エピソードを撮影したと思われて、物議を醸しました。
そして、東映のプロデューサーだった鈴木武幸さんの著書によると……。
「第10、11話の撮影中に、イエローフォーこと小泉ミカ役の矢島由紀さんが姿を消してしまったのです」
「すでに撮影したシーンと、ミカがいないと違和感があるシーンを教えてもらいました。するとおおかたのシーンは撮影済みなので結末だけ変更すればなんとかなりそうだというのが見えてきたのです。そしてミカをイエローフォーの姿のまま死なせれば辻褄は合いそうでした」
「あれから彼女とは一度もお会いしてもいませんし、どこでどうしているのか私の知るところではありません」
ということで、かなりヤバいスケジュールで間に合わせたそうです。
バイオガール
バイオマンは男3人・女2人で、初のダブルヒロイン戦隊としても有名です。
バンダイからは、女児向けの着せ替えドールも出ていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709986865401-m5j4EJfj7B.png)
わりとガチめのやつで、翌年の『チェンジマン』でも続いたのですが、その2年で終了しました。
最近のヤフオクだと、こんな感じで取引されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1709987091200-npmUbFlb4T.png)
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