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『ときメモONLINE』のサービス終了日に行われた「卒業式」の思い出
7/26~7/31は毎日更新予定です。
この記事は、7/28 朝6:00ごろの追記で、少し画像を増やしました。
前置き
2006年3月に、『ときめきメモリアルONLINE』という多人数同時参加のネットゲームがスタートしました。
このゲームについては動画で紹介したので、あまり詳しく触れると、その繰り返しになってしまうのですが……。
とにかく、失敗してサ終したゲームでした。
そいで、そのサービス最終日の様子については動画で触れていなかったので、その話をいたします。
以下は、2007年9月の『ネットランナー』に書いた文章です。ほぼ14年前の出来事になります。
サービス終了日の「卒業式」
2007年7月、ずっと不人気だった『ときめきメモリアルONLINE』が、ついにサービスを終了。
その最終日に、ゲームの中で「卒業式」と称するイベントが行われました。
現実世界ではクソ暑い7月末だというのに、ゲーム内では「卒業式」ということで桜が咲き、生徒全員が長袖の冬服に衣替えさせられました。
式が始まると、プロデューサーのメタルユーキさんが登場します。
メタルユーキさんは、ロン毛がトレードマークの有名人。
しかし、彼が行った「プロデュース」というのは、たとえば、
「このゲームをきっかけに初めてPCとソフトを買っても、動くかどうかっていう不安があると思うんだ」
という細やかな気配りから、初心者も安心の『ときメモONLINE』インストール済みパソコン(13万4800円)を発売したことでした。
また、このゲームのプロモーションを目的として、原宿にときメモ喫茶が開店され、そのコスプレ店員がCDデビューしたこともありました。
一方で、このゲームは短時間でも無料でプレイすることができず、ちょっと興味を持ったひとが試しに遊んでみるだけでも、1300円払って1か月プレイするしかありませんでした。
メタルさんは「面白さを説明しにくいゲームだから、気軽に買って遊べる環境を作らなきゃいけない」と発言していたのですが、体験プレイができないのは気軽じゃなかったです。
そういった積み重ねがサービス終了につながったと、ユーザーは認識していました。
なので、メタルさんが登場すると、卒業生たちは一斉にブーイングして、「かえれ」「はらをきれ」「くたばれキモロン毛!!」などとコメントしました。
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