1974年の『中二コース』(『K・Oばあちゃん』『は~い! 出前一丁』など)
学研の学習・教養雑誌
昔、『中学○年コース』という雑誌がありました。
たとえば、1966年の男子中学生が「ふだん読んでいる雑誌」は、次のような感じで……。
この年だと、男子中学生の21%が『中学○年コース』を読んでいたという数字になります。
(これは最近の中学生が『ジャンプ』を読む割合よりも高く、かなりの人気雑誌でした)
1974年の読み物
てな感じで、今日は特に何の脈絡もなく、1974年度の『中学二年コース』の話をさせてください。
1974年といえば、いまから干支が4周する前。
1960年生まれ(現在62歳)の世代が、中学時代に読んでいた雑誌です。
当時は、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の「新御三家」が人気で、この雑誌でも『愛の十字架』のダイナミック・ボディ・アクションが紹介されています。
5番目の「歌い終わったらガックリとうなだれ、余韻にひたろう」が好きです。
そして、白い部分に自分の写真を貼れば、秀樹とのデート写真が完成。
「切りとって定期入れに入れとくとグーだネ」とのことでした。
バストでわかる勉強占い
それから、「新春占いスペシャル」という記事を見ると……。
「バストでわかる勉強占い」として、「バストが外側にむいている人は社交性がある」といったクソ適当なことが書かれていました。
「デカパイの人は頭が悪いといわれるが、高校までは無関係。頭がニブるのは大学生になってからだ」
などなど、「占い」という名のもとに、全力の偏見をまき散らしていました。
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