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子どもを天使に育てる雑誌『ヘルメス・エンゼルズ』

前置き

「宗教系の児童誌」というジャンルがあります。

たとえば、

『コミックキズナ』2022年4月号、『ヘルメス・エンゼルズ』2021年12月号

左のやつが、浄土真宗親鸞会の『コミックキズナ』。
右のやつが、幸福の科学の『ヘルメス・エンゼルズ』です。

子供向けなので、漫画も連載していることが多いです。
左では『つもり君』、右では『クレタくん』が代表的な作品となります。

つもり君とママ(コミックキズナ 2022年3月号)
クレタくんとママ(ヘルメス・エンゼルズ No.67)

そいで、『コミックキズナ』の話も別の機会に考えているのですが……。

今日は、20年くらい前の『ヘルメス・エンゼルズ』を引っ張り出してみようかなと思います。

 

昔のエンゼルズ

こちらが、2005年1月1日発行のものになります。

大川隆法「家族の悪口を外で言わないようにしよう」
っていうのは、おまいう感が半端ないです。

大川隆法総裁は、自分の前妻や息子を悪く言う本を10冊以上出版したりしています。
……まあ、大川ファミリーは普通の家族ではないので、真実の宗教を広める邪魔をする悪魔や妖怪たちには、言うべきことを言う必要がある(それとこれとは話が別)なのでしょう。

 

昔と今の変化

家族の悪口の件はさて置き、最近の『ヘルメス・エンゼルズ』はこういう感じで……。

34ページくらいの中綴じで、漫画以外は大体カラー(4色)です。

一方、昔の『ヘルメス・エンゼルズ』はこんな感じ。

50ページくらいの無線綴じで、巻頭に2色カラー、あとは大体1色でした。

昔は、大川隆法総裁の息子(5歳)による、大川ファミリーで潮干狩りに行ったときの作文とかも載っていました。
(三男→次男が「お兄ちゃま」呼びだったのですね)

 

おたよりのコーナー

個人的には、こういう雑誌の「みんなのおたより」みたいなのが好きです。

こちらは、なぜオワタしているのか分かりませんが……。

『ヘルメス・エンゼルズ』No.316(2022年6月号)

最近の『ヘルメス・エンゼルズ』では、こういうのはたまに少し載っているという感じです。

一方、昔の『ヘルメス・エンゼルズ』では、毎号たくさんのお便りが紹介されていました。

『ヘルメス・エンゼルズ』No.61(2001年4月号)

それにしても、特徴をかなり表現できていてスゴイです。

イラスト以外にも、大川隆法先生(主エル・カンターレさま)への感謝の言葉が掲載されたり……。

『ヘルメス・エンゼルズ』No.58(2001年1月号)

「出家」で話題になった清水富美加さんも、子供の頃に『ヘルメス・エンゼルズ』にお便りを送っていました。

『ヘルメス・エンゼルズ』No.73(2002年4月号)

※ご本人の著書によると、6歳で三帰誓願したそうです。
幸福の科学の信仰は物心ついた時から。両親二人とも会員だったし姉二人も会員。みんなで精舎を回るバスツアーとかに参加したりしていました。6歳の時に三帰誓願して正式に信者になりました」
(『全部、言っちゃうね。』幸福の科学出版。2017年)

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