見出し画像

『範馬刃牙』の思い出

以下は、2009年11月の『ネットランナー』に書いた記事の再掲載です。
今年1月~3月に地上波でアニメ版が放送された『範馬刃牙』について、原作漫画が雑誌で連載していたころに書いた記事です。
まだアニメ化されていない部分のネタバレを含みます。

 

「最終章突入!!」

1991年から『週刊少年チャンピオン』で連載している漫画が、『刃牙』シリーズです。

その主人公は、範馬刃牙(はんま ばき)という少年。
東京ドームの地下に密かに存在する闘技場の、若きチャンピオンです。

彼の唯一の目標は、実の父親・範馬勇次郎を倒すことでした。
そして、2005年11月。連載14年目にして、ついに刃牙は言います。

「親父… 俺と闘ってくれ その試合を最後の防衛戦とし── 俺という物語の締め括りとしたい

単行本75冊分の物語を経て、ついに、刃牙が父親と戦うのです!

チャンピオン誌上でも、
時は満ちた。史上最大の親子喧嘩!!
最終章・刃牙vs勇次郎編突入!!
などと、大々的にアオられました。

2006年2・3号。「バキvs勇次郎!!」「ラストバトル!!」「最終章突入」とあります

 

幻影闘争(ファントム・マッチ)!!

てことで、最終章に突入した『刃牙』。

すぐに父親とのラストバトルが始まるのかと思ったのですが、
「対勇次郎 前哨戦の相手は何と!!」「究極の幻影闘争(ファントム・マッチ)!!
という展開になります。

2006年8号。「空前のファントムマッチ実現!!」

ここから先は

3,051字 / 10画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?