8週打ち切りエロバスケ漫画『ラブバスケット』

4月23日～4月30日まで毎日更新中です。
今日は小ネタで、普通の打ち切り漫画レビューとなります。

商業的な漫画雑誌に打ち切り漫画が存在することは、仕方ありません。

『FX戦士くるみちゃん』3話（ニコニコ静画）

打ち切り漫画の中にも、なんらかの爪痕を残した作品はあるのですが、

（魔城ガッデムだけは有名）

特に印象に残らず、読者の記憶からマインドアサシンされてしまった作品も数知れません。

本日ご紹介するのも、ほとんど話題にならない漫画。
『週刊少年チャンピオン』の2004年39号から連載して、わずか8週で打ち切られた『ラブバスケット』です。

雰囲気はこんな感じで、『チャンピオン』っぽいといえばそうなのですが、なんとなく『マガジン』っぽさもあります。
（それでこの漫画、掲載誌の記憶すら曖昧になったりします）

つかみはエロ

物語は、パンツからスタート。

開始1コマ目

第1話のカラーをエロに全振りしたのは、間違いではない気がします。

「決めろ、恋のダンクシュート!!」

（※以前、うちのエアコンが水を吐いたときに『チャンピオン』が濡れてしまい、画像がアレな感じになっております。ごめんなさい）

写真のエアコンが一晩水を吐いて本棚が死んだ思い出 https://t.co/OW2GyBdkC5 pic.twitter.com/JSX7twHpE7

— ちゆ12歳（20周年） (@tiyu12sai) August 7, 2020

ともあれ、冒頭のエッチなシーンは、主人公の妄想でした。
試合で活躍すればあんなふうにモテるかも、などと妄想する主人公ですが……。

パンチラに見とれて転んで、ケツ丸出しになってしまいました。

こういう『スラムダンク』とカブるヤツは、後発のバスケ漫画でやると印象が悪い気がします。

さらに、見とれたパンチラはオバサンのものでした。

こういうギャグ、作者は軽い気持ちでやるのですけど、けっこうイヤな気分になる読者もいると思います。

そんなこんなで、主人公は「ここ一番で使えねえ奴」という設定。
偏差値29以下の高校のバスケ部の補欠という、底辺スタートです。

主人公には、偏差値70以上の進学校に通う幼なじみがいるのですが、その差に劣等感を抱いています。
（※なお、その幼なじみは主人公のことが好きな模様）

お嬢様登場

そうして失敗した主人公が落ち込んでいると、見知らぬ女の子が目の前でパンチラします。

こちらはオバサンではなく、お嬢様学校の美少女という設定で……。

「な…なんて『デラ』な『べっぴん』!!」と興奮する主人公。

2004年の読者に「デラぺっぴん」が通じるのか心配になりますが、まあ『チャンピオン』読者なら問題ないでしょう。

それから、お嬢様が風で楽譜を落としたということで、主人公は川に飛び込んで拾ってあげます。
（楽譜は買い直せばよくて、川に落ちたグチャグチャの楽譜を拾う意味はなかったのですが、好感度は稼げました）

お嬢様のキャラ

と、この漫画は単行本も出ていなくて、今後読む機会はないと思うので、ちょっと画像多めに紹介させていただきますと……。

お嬢様は、第一印象よりもファンキーなキャラでした。

「Bボタン Bボタン❤」は少し好きです。
個人的には、マリオのジャンプはAボタンのイメージですけど。

そうしてすっ転んで、当然のようにパンツ。

と、パンツからハナ毛のコンボで仲良くなれたのでした。

このお嬢様との出会いが、第1話でした。

幼なじみのキャラ

第2話は、幼なじみのターンになります。
主人公の忘れ物を、偏差値29以下の高校まで届けに来てくれた幼なじみ。

主人公が、ちょっと怒らせてしまうのですが……。

もはや痴女では？

脱衣バスケ

その後、よそ見をしていた幼なじみが、偏差値29以下の不良にぶつかってしまいます。
しばらく揉めたあと、主人公と不良は、なぜかフリースロー勝負で決着をつけることになるのでした。