![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66093951/rectangle_large_type_2_817739897f25bc98ca6ec902fe534070.png?width=1200)
おしりで感じる格差社会 ~トイレについて私は語ろう~
前置き
11月19日は「世界トイレの日」ということで、今日はトイレの話をします。
……あ、私はトイレに行ったことがないのですけど、トイレへの興味は津々という感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1637390126618-gJ5y5NlCTu.png)
ご家庭のウォシュレット普及率
この話は、5月の記事でも少し触れたのですが……。
TOTOがウォシュレットを発売したのは、1980年。
その普及率は、1992年に14%だったのが、2016年に80%を超えました。
どこかで爆発的なブームがあって一気に普及したというより、25年ほどの間、一定のペースで広まり続けて、気がつけば日本中がウォシュレットという感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1637379254231-QXlAh4Da2j.png)
※温水洗浄便座:TOTOのウォシュレット、INAXのシャワートイレ、東芝のクリーンウォッシュ、パナソニックのビューティトワレなどの総称。
(ウォシュレットと言うほうが通じるので、一般には、シャワートイレだろうがクリーンウォッシュだろうがウォシュレット呼ばわりです)
つまり、いまの日本ではご家庭の8割にウォシュレットが備えられており、いまだに紙だけで拭いてるのは20%の下級国民という感じになります。
※ソースは内閣府の調査です。
e-Statで「消費動向調査」と検索して、「消費動向調査」→「ファイル」のところをクリック。「令和3年3月調査」の中にある「主要耐久消費財の普及率の推移」「主要耐久消費財等の普及・保有状況」で確認できます。
おしり格差
さて、2人以上の家庭だと80.3%がウォシュレットを保有しているわけですが、より詳細を見ていきましょう。
まず、収入ごとのウォシュレット保有率は、
年収 1200万以上:92.8%
年収 300万以下:69.8%
お仕事によるウォシュレット保有率は、
正規雇用:82%
非正規雇用:72%
家に失業者がいない:81.1%
家に失業者が1人いる:73.8%
家に失業者が2人いる:69.0%
家の広さや所有関係によるウォシュレット保有率は、
床面積150㎡以上:90.8%
床面積50㎡未満:50.0%
持ち家(マンション):88.4%
持ち家(一戸建て):86.7%
賃貸(民営):51.0%
賃貸(公社公団):39.3%
……といった感じで、金持ちほどケツをお湯で洗えているというウォシュレット格差があるようです。
ウォシュレット率はトータル80%だと言っても、賃貸に限ると40~50%で、
住宅ローンを組んでいるなら91.2%はウォシュレットを付けています。
って、そりゃそうなのですが、やはり現実は身も蓋もないウンコです。
注:お金持ちでウォシュレット否定派の方もいます。(「ウォシュレットは不潔そう」「お湯の感触が苦手」といった理由から、ウォシュレットがあっても使わないという方は少なくありません)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?