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2年ぶりのコミケ(C99)一般参加レポ

更新が遅くなってしまって、大変申し訳ありませんでした。

コミケについて

「コミケ」という言葉は、その辺のオバちゃんでも「聞いたことはある」というくらい、広く知られています。
一方で、オタクでも「行ったことはない」という人が意外と多いです。

特に地方在住だと、東京のコミケなんて参加しづらいですよね。

てな感じで、「コミケの変化」について書こうと思ったら、何をどこから説明すべきか、少し迷うのですが……。
今回、その辺のバランスを見誤って、無駄に長文になってしまいました。ごめんなさい。

 

アニメや漫画の描写

アニメや漫画にも「主人公たちがコミケに行くエピソード」がありますし、コミケがどんな場所かは、なんとなく知っていると思います。

会場は、なんか逆三角形の建物で……。

『篠崎さん気をオタしかに!』3巻

中には、オタクがウジャウジャいて……。

『小林さんちのメイドラゴン』7話

長机で自主制作した本が売られていて……。

『ゆるゆり』5話

その内容はだいたいホモ。

『らきすた』12話

あと、コスプレ広場のイメージが強いと思うのですが、私はあまり行かないのでよく分かりません。

 

入場待機列

アニメとかだと開催中の描写が中心ですが、普通に一般参加すると、まず入場するまでがしんどかったりします。

『待機列ガール』2巻

この『待機列ガール』と似たような位置と時間で、現実だとこんな感じですね。

※『待機列ガール』は2015年12月29日(C89)あたりですが、この写真は2019年12月30日(C97)です。

『待機列ガール』では座っていますが、C97は入場まで立ちっぱなのが大変でした。

 

オリンピックの影響

C97のときは、会場のメイン部分をオリンピックに接収されたという特殊ケース。
そのため、待機場所に使える面積が大幅に減って、「できるだけ前に詰めて立ってて」という鬼ルールになっていました。

※C96~C97(オリンピック仕様)一般参加の流れ

・6時前:国際展示場に到着
・7時前:列固定。その場で立ったまま待機
・8時半:列が動き出して、ちまちま会場に進んでいく
・10時半:会場に入る
(通常だと、列が動き出すのは9時半ごろで、10時10分前後に会場に入れる)

東京でオリンピックをするために、オタクが立たされるという、謎の影響が出た感じです。

 

例のアレの影響

2019年の時点の感覚では、

「2019年夏(C96)・2019年冬(C97)・2020年GW(C98)は、オリンピックに会場を取られてクッソ不便になる。
でも、2020年冬(C99)にはオリンピックが終わって、いつものコミケに戻るから、それまで頑張ろう!
2021年夏には、記念すべきC100だ!」

……みたいな意識でした。

その目論見は、コロナで滅茶苦茶になります。

2020年4月7日執筆の『鬱ごはん』

2020年のGWに予定されていたC98は、開催中止。
そのまま、2021年冬(C99)まで2年間コミケが開催できないという、よもやよもやの展開になりました。

 

C98について

C98は、

・いつも通りなら2020年8月
オリンピックのため、2020年5月の予定に
・結局コロナで中止

という流れで、初の「開催されなかったコミケ」になりました。

と、「98」は公式に「欠番」という対応らしいです。

 

最近のコミケ事情まとめ

てな感じで、オリンピック~コロナのコミケをざっくり整理すると、こんな感じです。

C94:2018年8月開催(3日開催。来場者数は53万人)
C95:2018年12月開催(3日開催。平成最後のコミケ。57万人)
C96:2019年8月開催(オリンピックのため狭面積で4日開催。73万人)
C972019年12月開催(オリンピックのため狭面積で4日開催。75万人)
C98:2020年5月予定 → 中止
C992021年12月開催(感染症対策で規模を縮小して2日開催。11万人

C95では、1日に17万~21万人の来場者。
C97も、1日に18~19万人です。

それに対して、年末のC99では、事前に販売したチケットの購入者だけが参加する形にすることで、1日5.5万人にコントロールしたのでした。

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