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「『幸福の科学』はマインド・エグゼクティブのためのココロ・コンシャスな宗教なのです」と書かれている本

※この記事は10月25日に更新しました。マガジンとしては「9月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。
※「幸福の科学」の話題が多くなってしまい、ごめんなさい。


前置き

「幸福の科学」の大川隆法総裁の肉体が医学的に亡くなって、半年以上が経ちました。

あの教団では、

  • 総裁は2004年の病気で心臓が動いていない状態で生きていた

  • 死んだ赤ちゃんが総裁に祈ったら生き返った(ウガンダの奇跡)

  • イエスは宇宙人が復活させた

といったことが教えられていました。

「大川総裁は、臓器が動いていなくても生きている人だった」
医学的に見ると死んでいる体であっても、総裁先生は、『意識が、自分の意志が体を動かす』と思っている」
(『イエス・キリストの霊言』2019年)

……などと言っていたものだから、それを信じている方たちが復活待ちに入って、そのまま半年が過ぎているらしい(?)です。

 

長男本

と、総裁が復活しないと「霊言」の新刊は出ないのですが、先日、総裁の息子の新刊が出ました。

息子さんは「幸福の科学」と離別して、YouTuberやホストとしてお金を稼いでいる方。
経営しているバーでは、高額なシャンパンも出しているようです。

「二代目総裁やってほしいシャンパン ¥300,000」

 

表紙のこと

その本、最初はこういう予告だったのですが……。

このURLの2023年9月2日のスクショ

これに対して「幸福の科学」側は、

当教団職員が撮影した写真と作成した半袈裟を明らかに模写した上で、一部改変したイラストが使用されていたため、当教団は、9月7日(木)、同社に対して、著作権侵害・著作者人格権侵害を理由として、この表紙を用いた書籍の出版差止めを求める仮処分命令申立てを東京地裁に行いました」

幸福の科学 公式サイト

……ということで、表紙を変更しての出版となりました。

発売前から裁判所が絡むのは、さすがです。

 

補足

いちおう、表紙に人物のイラストを使うのは、総裁の霊言でもよくやっていました。

このブルース・リーは『死亡遊戯』の模写と思われ、OKとNGの線引きが、私には分かりませんけど……。
(「幸福の科学」の法務部の判断としては問題ないのでしょう)

 

似顔絵のこと

似顔絵といえば、1991年に島田裕巳さんが「幸福の科学」を批判する記事を書いたころ。

『月刊現代』1991年10月号

「幸福の科学」側は、彼の似顔絵と女性会員100人による彼への罵倒を掲載という、わけの分からんことをしていました。

『天使の時代がやってきた』(1991年11月1日発行)

ひょっとこ顔で、もっともらしくテレビに出るのはやめてください。命あるうちに気づいてください」(35歳・主婦)
あったまわるいんじゃないの~」(31歳・OL)
なぜタコに似ているの?」(29歳・主婦)
タコ坊はジュースをストローで飲むとますますタコ坊」(24歳・OL)

この女性会員たちも、「感情的になるのは地獄的な心境です。他人に意地悪などしない、善人界の心境を目指しましょう」みたいな教えを信じているハズなのですが……。
教えを誹謗する者に対しては、感情的な悪口大会が始まってしまうのでした。

『天使の時代がやってきた』という本の天使側の発言がコレなのが、次元が低くて素晴らしいです。

 

『天使の時代がやってきた』

そんなこんなで、今日は『天使の時代がやってきた』という本の紹介をしてみようと思います。

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