『百合姫』の新人賞「百合姫コミック大賞」の斜め読み
前置き(『百合姫』の雑な紹介)
『コミック百合姫』は、「世界で唯一の百合専門誌」です。
読者層は、男女比が「6:4」くらい?
百合姫の作品としては、動画工房でアニメ化した『ゆるゆり』『わたてん』が比較的有名でしょうか。
あと、しいて個人的な推しを挙げるなら……。
まあ、『百合姫』の漫画はだいたい好きですけど。
とにかくそんな感じで、百合漫画がたくさん連載している雑誌が『百合姫』です。
「百合姫コミック大賞」概要
その『百合姫』に、「百合姫コミック大賞」という新人賞があります。
2009年から年2回開催で、いまは31回目の募集中。
特別大賞が100万円。以下、大賞(50万円)・入賞(30万円)・佳作(10万円)・奨励賞(5万円)というシステムです。
ただ、14年やって特別大賞(100万円)は一度も出ていません。
「無理だ!!」
まあ、「該当作なし」が続くのは珍しくもないです。
『ジャンプ』の赤塚賞でも、1991年~2018年まで30年近く「入選」が出なかったりしますし……。
1980年の島本和彦先生も、『サンデー』の新人賞について次のように叫んでいました。
「百合姫コミック大賞」の場合、
この「特別大賞」っていうのが本当に特別で、「狙うのは無理だ!!」枠と思われます。
「百合姫コミック大賞」の受賞数の変遷
第1回~第29回(2009年~2023年)の受賞数は、だいたい次の感じ。
大賞(50万円)と入選(30万円)も、途中からほぼ出なくなりました。
大賞・入選は、第1回~第12回では11作品あったのが、第13回~第29回では1作品だけとなっております。
以前は「大賞」がレアだったのが、現在は「入選」がレアになった感じ?
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