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コロナ元年12月の同人イベントの様子、覚え書き(歌姫庭園24の一般参加レポ)


・コロナの影響から同人誌即売会への参加を控えていたのですが、12月13日、緊急事態宣言以降はじめて、即売会に参加しました
・なので、忘れないうちに「どんな様子だったか」を書き留めておこうと思いました
・要するに、「久しぶりにアイマスの同人即売会に行ってきました」という日記です


前置き:荒木比奈ちゃんの話

『アイドルマスター』というゲームで、ちゆは荒木比奈ちゃんを担当しています。

かわいい!

荒木比奈ちゃん

比奈ちゃんは、漫画を描くことが趣味というアイドル。
アイドルと同人作家の二足のわらじを履いて、年2回のコミケで本を出しています。

たとえば、ゲーム内のSNSを見ると……。

■7月6日:夏コミが迫って、原稿を意識し始める比奈ちゃん。

比奈ちゃん

■7月29日:そろそろ焦ってきたが、一向に原稿が終わらない比奈ちゃん。

比奈ちゃん2

■8月3日:トチ狂って同じ事務所の女子中学生にヘルプする比奈ちゃん。

比奈ちゃん3

(※ちゆのお兄ちゃんは、この女子中学生のお手伝いネタの二次創作をニコニコに投稿したことがあります)


コミケ以外の同人誌即売会

さて。
比奈ちゃんは年2回のコミケで精一杯ですが、実は「同人誌の即売会」というのは、コミケ以外にも存在します。

今日の本題ではないのでザックリですが、

・コミケのように、色々なジャンルのファンが集まるもの
・例大祭のように、特定のコンテンツのファンが集まるもの
・りょなけっとのように、特定の性癖のファンが集まるもの

……などなど、1000サークルを超える大規模なものから、10サークル以下の小規模なものまで色々です。


地方について

そうした即売会の開催場所は首都圏が多くて、地方在住のオタクは非常に不利です。

ちゆが金沢に住んでいたころは、「コミケ」といえば年に何度かある「金沢コミックマーケット」(場所:MROホール)のことで、気合いの入ったヤツだけが、はるばる「東京のコミケ」に行くぞーという感じでした。
(当時は北陸新幹線もなくて大変でした)

大阪に住んでいたころでも、行きたいオンリーイベント(特定の作品や性癖縛りの即売会)が近畿圏で開催されることはかなり少なかったです。近場で大きなイベントは「インテ」。年2回のコミケに新幹線で行くオタクは多い……って感じでした。

とにかく、首都圏以外だと交通・宿泊費がネックで、「ほしい本が1冊ある」というだけで数万円の交通費を出すのはハードル高かったです。

一方、東京に住んでいると、1000円程度の交通費で、大小さまざまな同人イベントに気軽に参加できます。

という感じで、今日話題にする「同人誌即売会」については、わりと首都圏ローカルな話題になってしまいます。
申し訳ありません。


女性向けイベントについて

コミケ以外の同人誌即売会。女性向けだと、ビッグサイトの「コミックシティ」というのが、数か月に1度あります。

ちゆが少しハマっていた『黒子のバスケ』の本を買った冊数だと、
・コミケ84(2013/8/10):4冊
・GOOD COMIC CITY 20(2013/8/25):7冊
・COMIC CITY SPARK 8(2013/10/27):5冊
・コミケ85(2013/12/29):4冊
といった感じ。
コミケだけではなく、コミックシティも大事だったわけです。

オンリーイベントが、大きな会場(ビッグサイトや東京流通センター)で開かれることも多めで……。

ちゆがハマっていた『イナズマイレブン』だと、
・2013年7月14日のイナイレオンリーは500サークル規模
・2013年8月10日のコミケで、イナイレは200サークル程度
といった感じ。
このジャンルでは、コミケよりもオンリーの方がメインでした。

そういう感覚だと、荒木比奈ちゃんが年2回のコミケしか眼中にないのが、あまりピンときません。
ちゆの中の比奈ちゃんは、シティとかオンリーとかガンガン参加するハズなんですよ。(公式との解釈違い)

『アイドルマスター』の制作側は、男性向けの大手エロサークルを中心に捉えた同人世界観が強すぎるのでは……と疑っております。

女性作家が描いた『恋よりオタ活』みたいな漫画を読むと、趣味が同人の主人公がビッグサイトのオンリーイベントに力を入れている様子も、ちゃんと描かれています。

まゆむし

まあ、こういった事情も、いまはコロナでメチャクチャなのですけど。


あと

女性向け以外のイベントで有名(?)なのは、次のあたりですが……。

ビッグサイトの「COMIC1」(おおむねコミケのエロの日のノリ。年2回)
ビッグサイトの「例大祭」(東方オンリー。年1回)
池袋サンシャインの「サンクリ」(オールジャンル。年3回)

ビッグサイト以外には、「PiO」「都産貿」「綿商会館」といった会場が、同人即売会によく使われます。

「PiO」が300サークルとかのイベントに便利な感じの会場です。
(メインホールを限界まで詰めて500サークルくらい)

……と、世間ではコミケだけが広く知られているという前提で、コミケ以外の同人誌即売会について、軽く前置きしたかったのですが……。
(いらん前置きでしたら、申し訳ありませんでした)


歌姫庭園のこと

さて。『アイドルマスター』のオンリーイベント「歌姫庭園」も、「PiO」で開催される、中規模の同人誌即売会です。

2016年「歌姫庭園9」:340サークルほど。(Pioメインホール)
2017年「歌姫庭園14」:490サークルほど。(ビッグサイトで開催)
2018年「歌姫庭園17」:560サークルほど。(Pioで2ホール使用)
2019年「歌姫庭園20」:630サークルほど。(同上)

といった感じで、なにげに参加サークル数が増えていくのが『アイドルマスター』の凄いところ。
2020年2月の「歌姫庭園21」は2日間に分けて開催という形になりました。(2月ごろはまだ、即売会の延期・中止は少なかったです)


コロナの影響

それから東京では、3月下旬ごろにコロナの感染者数が急増。
4月7日に緊急事態宣言が発令されました。

同人誌即売会も、ほとんどが中止または延期となります。

オリンピックの関係で5月に予定されていたコミケ98も中止。
同じく5月の予定だった「歌姫庭園22」も、9月に延期されました。

こうして色々ストップして、作家さん、イベント関係者さん、印刷所さんなどに大打撃となりました。

それから、7月ごろには開催される同人誌即売会も出てきて……。
9月11日に「イベント制限の緩和」があって、9月後半には、延期や中止のイベントは少なくなりました。

ちゆも9~10月ごろには、イベントに行こうか迷うことが増えました。
コロナが収まったわけではないので、外出を自粛するのと、同人イベントに参加協力するのと、いまも迷いますが……。

そうして、11月23日に「歌姫庭園23」、12月13日に「歌姫庭園24」の開催が決定。

11月のほう:「シャニ」「ミリオン」「765」など
12月のほう:「シンデレラ」
と『アイマス』内のジャンルごとに開催する形で、実質的には、同じイベントを2日間に分割した感じです。

色々迷ったのですが、2月の「歌姫庭園21」以来、9か月ぶりにイベント参加してみることにいたしました。


チケット購入

というわけで、「歌姫庭園24」に参加。

これまでは、イベント当日に会場で「入場券を兼ねたカタログ」を1000円で購入していました。
しかし、今回はコロナの影響で、事前にデジタルチケットを1000円で買っておくのが推奨っぽいです。

ちけっと

イベント当日に会場でQRコードを見せて「入場券を兼ねたカタログ」を受け取るというシステムです。
(会場では「野口英世を出す」か「QRコードを見せる」かという違いだけで、あまり変わりません)

QRコードを見せる際に、体温のチェックもありました。
(37.5度以上だと入場不可)


会場待機列

今回は11時30分スタートということで、11時ごろに会場に到着。

周辺地域の迷惑になるので、10時30分より前に来てはいけないルールです。

コミケだと、徹夜で並ぶのは禁止というルールがあります。
しかし実際には、徹夜で早く並んだ人は、そのまま早く入場できてしまいます。

徹夜組は入場を遅らせるべきなのですが、
・そうすると次回から、深夜に来て時間まで周辺を徘徊する輩が出てくる
・徹夜組が逆ギレして暴動になるかも?(……と、警察が警戒している)
といった事情があるらしいです。

コミケほどの大人数だと、「徹夜は禁止」としつつも、実際に大勢来てしまう徹夜の連中は整理して並ばせるか、殺すしかないと言われます。

「歌姫庭園」はコミケほど人数が多くないので、入場順をランダムにすることで、「時間前に来ても意味がない」というシステムにしています。

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