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90sスケートビデオの話

90年代にもスケートボードを一生懸命に楽しんでいたぼくですが、今回そのお話しを少々。

当時地方の田舎に住んでいて、そこでの個人的なフィルターを通しての話なので、いや違うよなんて意見ももちろんある事でしょう。
ただ、とてもありがたい事なのですがクレームや訂正のご意見は心の中にしまっておいてください。

93年にリリースされたPlanBのスケートビデオ“Virtual Reality”当時のスケーターはみんなテープが擦り切れるほどみたのではないでしょうか?
もちろん、ぼくもその1人です。

今みたいにカッコ良い音楽が流れていても、携帯をかざすだけで情報が手に入る時代ではなく、
エンドロールでビデオを一時停止し、用意してた紙とペンで鼻息荒めに書き留めていたものです。
それがまた今のDVDみたいに高性能じゃないから一時停止した文字が見づらい!
だったらって事で、普通に再生してその下から上に流れる文字を見ながら、その流れに合わせて急いで書き留める!そう何回も同じところを再生して…
涙ぐましい努力です。

“Virtual Reality”ではオープニングのオジー・オズボーンの”I Don’t Know”でいきなりテンションブチ上げられます。
そこからのコリン・マッケイのパート
音楽はスティーブミラーバンドの“Serenade”!!もうこの時点で発狂です。
カッコ良すぎる…。

それでそのコリン・マッケイのパートで注目すべきは足下の黒ヒモにチェンジした白に黒ラインのアディダススーパースター!
当時はコリン以外のスケーターでも、黒ヒモに替えた白のスーパースターやプーマなんかを履いていました。
もちろんパンツは鬼バギー
最近のスケーターの間でもよく見かけますが、薄い色のデニムやベージュのチノを太くダボダボでってスタイルです。
分かりやすく言えば、95年にハーモニー・コリンによって書かれラリー・クラークが監督を務めたあの有名な映画”KIDS”のあの感じです。
観たこと無いって人は観てみてください。
あのハロルド・ハンターも出演していました。

当時はインスタグラムをはじめ今のように当たり前のようにインターネットが普及しるような時代ではなく
情報元としては海外の映画や雑誌でしたが、もちろんぼく達にとってはスケートビデオが何よりも教科書的存在でした。
何々で誰々があれを着てただ、履いてただ。
スケートビデオ無しでは、今のぼくは形成できていないでしょう。

“Virtual Reality”の話に戻りますが、大きな衝撃のひとつとして、やはりロドニー・ミューレン。
今みても訳がわからないぐらいなので、当時の破壊力の強さは凄かった!
最近、若者スケーターにみせたところ大道芸すか?と、まぁそんなリアクションですね笑
当時、もしかしたらできるんじゃなかいか?と挑戦したのはぼくだけではないはずです。

ダニー・ウェイのパートでは立ってるだけでめちゃカッコ良かったたり、その他マイク・キャロルやリック・ハワード、シーン・シェフィ、マット・ヘンズリーなど
豪華なメンバーが全世界を震わせていたのではないでしょうか!?

“Virtual Reality”
みてない方は是非みてみてください。
90sのストリートの音楽やファッションのすべてがそこにあります。

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