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四月一日病

四月一日病

・4月1日は、なぜか憂鬱になる。
 今日はそんな日でした。

・社会人になってから4年が経ち、もちろん職場は慣れに慣れました。(「なれ」という字「慣れ」と「馴れ」があるんね。調べないので是非はわかりません)

・朝からなんか気分が重くてなんでだろって思ってたら、そっか4月1日だからだって思いました。

・4年前新社会人になり入社したとき、とても気分が重たかったのを覚えています。

・僕は新天地、新生活、新環境ってのがとてつもなく苦手で嫌いで、今までの人生もクラス替えや中学から高校に上がるときなど、憂鬱で仕方がありませんでした。

・いままで積み上げてきた、均してきた地盤をほぼほぼ無かったことにされてしまうことへの憤りと、新しいコミュニティの構築を想像するだけで心が不安に侵されるのでした。

・知らん人とその場限りでの会話はできます。むしろ得意な方かもしれません。でも、これから1年〜それ以上と関係性が出来てくる人間と会話をするのがすこぶる苦手なのです。

・その時のひとつの発言が、その後の関係性に置いてとても重要な発言になってしまうのでは無いか、その人の中に変な印象が残ってしまうのではないか、過激思想の持ち主だから関わらんとこってなるんじゃないか、ヒヤヒヤしながら会話に臨むことを想像するだけでも心臓が潰される思いですし、実際会話を始めると、そんな会話は綱渡りの様で、勝手に、失敗を許されないじゃないかと思ってしまうのです。

・その想像や経験で苦しくなってしまうので、早めに就職すること選びました。

・働いてしまえば、1年ごとにそんなことに怯えることも減るんじゃないだろうかと考えていました。人生から選択肢を減らしたかったのもありますが。

・もちろん社会人1年目は右も左もわからず、なにもわからず、人との喋り方や、大人との喋り方、大人の常識など手探りでした。

・今では大人にすこしなれたのかもしれません。環境にもさすがに慣れました(僕の悩みはだいたい時間が解決してくれるのは理解しています。がしかし、そんなことわかってても、それを想像してしまうことが苦しいのです。)

・今日4月1日は、新しく社会人になったり進学したり進級したり、いろんな人の憂鬱が大気中に漂っていたんだと思います。昨日から今日の朝にかけて降っていた雨は、漂い雲となって溜まっていた憂鬱を、降り散らしていたのだと思います。

・ですから、朝からなんか憂鬱だったのでしょう。新〇〇人たちの散布された憂鬱を浴びて、僕の中で病となってしまいました。

・四月一日病と呼びましょう。


ダメダメなことは連鎖している気がしてしまう

・そんな四月一日病状態だと、その日あったダメダメな事(以下DK)のひとつひとつが連鎖してんじゃあないのって思ってしまう気がしますよね。あたしゃするね。

・今日の終業間際に、他の人がやってた人の仕事を手伝ったるかって手を出したら、定時過ぎちゃったし。
そのせいで、19時から入れていた髪切りの予約に間に合わなそうだったから15分遅れそうですってちゃんと連絡したら、次の人の予約もある関係で45分予約時間伸びちゃうし、美容師の人との会話はうまく行かないし、ゴミだからモゴモゴ喋って聞き返されちゃうし、クーポン使ってたはずなのにクーポン使ってない値段請求されちゃうし、びっくりしてそれを訂正できなくて、その値段払っちゃうし、外寒いし。

・人一人平穏に生きるのって大変なのかな。

・新社会人の奴らもみんな不安なのかなって思ってたら疲れてきてしまいました。今日は。

・なので勃起したでっかーーいちんぽを2本ヌンチャクみたいに繋げて振り回し、通行人の頭を生温かくボコしながら帰路につきます。

・明日は土曜日なので心の平穏は保たれました。
久保 保(くぼ たもつ)
くぼぼ!!!!

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