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チキン南蛮日記「『花束みたいな恋をした』をみた。」【1週目】

・昔から文章を書いて公開することに憧れていたので、日記を書くことにする。1週間に一度くくらいの頻度で書けたらなって思ってる。

・飽きてすぐやめるかも。いや、やめない。

・日記の題名は好きな食べ物のチキン南蛮にすることにした。食べ物で一番好きだからである。

「花束みたいな恋をした」をみた。

・この映画を見て、久々に感激した。(久々と言っても映画をあまり見ないので映画自体が久々なんだけども(と、考えると、世界にはもっと感銘を受けることのできる映画がたくさんあるのかもしれない(それはすごいことだ!!!)))

・見終わった後に、胸がムズムズする映画だったんだけど、そういう映画ってすごいと思う。直近だと2年前くらいに見た「天気の子」。あれもすごかった。

・日常でも、心がムズる事ってなかなか無いと思ってて、学生の頃は先生に怒られたり、何かやらかしてしまったかもしれないって時になる心の感じと似ている気もするんだけど、少し違う気もする。

・感想としてとにかくキツかった。なんなら見るのを少し後悔したくらい。

・1つのカップルが、出会って、付き合って別れるまでの5年間を描いたお話なんだけど、なにがキツいかっていうと、同棲してたカップルが別れるってのが非常にキツかった。今の自分の環境と嫌でも重ねてしまっていた。

・それにカップルの掛け合いに妙にリアリティがあった。
 喧嘩はもちろんお互いしたくなんか無い、だけどこの不満は伝えたい、だから言葉の端に出てしまう語気の強さというか、平時とは違う言い方が、うぅ~~ってなった。俳優さんってすごいね。

・そんでもって、その喧嘩の後に、仲直りとは違うけれど、日常に戻りますよっていう会話も、妙にリアルだった。
 喧嘩が終わったあと、有村架純が淹れっぱなしだった紅茶を注ぎながら「ちょっと苦くなっちゃてるかも」と言ってその紅茶を菅田将暉に渡すんだけども、それに対して「うん、これくらいのほうが好きかも」と返事したんだけど、これがたまらなく、うぅ~~~ってなった。

・なにが、うぅ~~~なのかというと、「うん、これくらいのほうが好きかも」というセリフが、ポジティブな「うん、これくらいのほうが好きかも」ではなく、今喧嘩したマイナスを、これ以降の会話でマイナスにさせないための、気遣いの「うん、これくらいのほうが好きかも」だったように感じた。
 「ホントだ、苦っ」じゃ角立つもんね。
 この気遣いの仕方がリアルだった。

・ついでにいうとこの後、菅田将暉が、おそらくネットフリックス的なものを開こうとしている有村架純に対して、「今は何見てるの?」っていう、別にしなくてもいい会話をしている感じも同様にうぅだった。

・この作品こんな感じで、リアリティの出し方が巧くて、無意識にこの二人の生活がほんとにあるものなのでは、と錯覚させられていた。

・最後別れ話をするシーンでは、自分でも気が付かないうちに感情移入をしていたみたいで、有村架純が泣くタイミングと同じタイミングで俺も泣いていた。ほんとマジの同時。有村架純だった。

・2時間(もう俺の中では)実際にいるカップルを見せられて、主人公たちが突かれたくない心の涙腺が、俺の心にも作られていた。そんでもって突かれて泣いた。
 泣いた瞬間は自分でもなんで泣いているのかわからなくて驚いたし、俺もジョナサンから走って出て泣いた。

・完全に製作側にしてやられたというわけです。お話ってすごいね。
 「おっさんずラブ」だったり、「逃げ恥」だったり、今回の「花束みたいな恋をした」だったりはオリジナル作品なんだけどすごいよね。
 原作なくても、こんだけ心揺さぶれるものって作れるんだね。


・いったん書くこともないし終わるかな。
 大体1000文字前後で続けていければいいかなと思います。
 継続できるってのはすごいから。


観終わった後に感想を言い合いたくなる作品って、いい作品だよね。
ガスタンク見るのが趣味っての嫌だったな~



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