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自然と放任(畑記録)

直播きしてほとんど介入せずの畑1年目。
少なかったけれどおいしい安納芋ができた。
肥料なしの今の土でとれた夏野菜は
ほぼ芋と豆ばかり、ミニトマトや茄子は少しだけ。
ルッコラとジャガイモ後にまいたニラは元気。
オカヒジキは発芽したかもわからず行方不明に。
(オカヒジキはポットで種をまいてても
うんともすんもとゆわないので、種の問題ぽい)


夏野菜を終えてみた感想(菊芋残ってるが)。

野生児たちのパラダイスの中では
箱入り娘の栽培種たちは萎縮してたなぁ…
たとえ固定種や在来種であっても。
物理的にも野生児たちはアレロケミカルを出していて
軟弱な種は成長できないのかもしれない。

小さいうちはまめに周りの草の勢いを抑えたり、
苗床である程度大きく育ててから移植したり、
風の強い場所だからまめに誘引して根を張らせるなり、
箱入り娘たちが怖がらずに安心して育てるよう
過保護にならない程度の力添えは必要だなと思った。

昔、自然農を始めた頃に、
「自然と放任は違う」と学んだのが印象に残っている。
枝をひとつ切るだけでも草木は違った育ち方になる。
種をまいた時点でもう無為自然じゃないのだから、
その種が本来の野性を甦らせるよう伴走する、
なんか子育てと似ているのかも。

それと、野菜たちは夏の厳しさに弱かった。
真夏までに十分大きくなれなかった野菜たちは、
強い日差しの下では生き延びるだけで精いっぱい、
ゴーヤでさえ旺盛さは影を潜めたままで。

野生児たちや厳しい日差しの中でもへこたれないくらい
真夏がくる前に大きくたくましく育てたい。
袋の後ろに書いてある種まき時期の目安は無視して、
来春はもっと早く種をまいてみよ。
だめならだめで土に還ったらいい。

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