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前世占いは差別主義のはじまり

前世がなんだったのか?を、知りたがる人は少なからずいますが、前世を知って何か意味があるのでしょうか?

自分が上手く行かない理由の言い訳のために、知りたいのではないでしょうか?

占いをする側の、占い結果も適当過ぎます。
占いをする時は、深い変性意識に入りますが、コントロールのできてない変性意識なので、酔っ払っているのと変わらなく、「酔っぱらいの戯れ言」みたいなものばかりなので、しょうがありませんが。。。

もしくは、「寝言」と変わりません。
「寝言は寝て言え」と。

少ないサンプルで言うので、申し訳ないですが、戦国時代の武将が多かったり、お坊さんが多かったり、違う国の人種だったり、虫や動物だったり、なんでもありだったような気がします。

職業は、人格ではないですし、国籍も、人格ではありません。
人種差別にあたります。

何を見て、職業がわかったのか?
どこを見て、国籍がわかったのか?
その見えた人がしゃべったのか?
しゃべったとしたら、何か国語理解できるのか?

西洋人がアジア人を見たらみんな中国人に見えるように、その人は、アジア人や白人や黒人をみて、すべての国籍を当てることができる人なのか?
など、甚だ疑問です。

生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
曲:THE BLUE HEARTS 「青空」

国籍なんて、書類上に必要なだけです。

しかも、前世は一人じゃなく、複数人ついているという人もいます。

知性がついてきたホモ・サピエンスになってからでも、20万年ぐらい経っていると言われているのに、10数人って。。。
その人数は少なすぎないか?とも、思ったりします。

日本では考えられないと思いますが、DNA検査も人種差別を助長すると、訴える人もいます。

DNA検査はさておき、前世なんてものは、検証の仕様がないので、「いるとも言い切れないし」「いないとも言い切れない」ので、質が悪いです。

前世と来世があるということは何が問題か?

まずは、いじめに繋がります。
「お前の前世、〇〇だったに、こんなこともできないの?」と、いうことが起こりえます。

今日の星座占いも同じです。
「お前何座?今日の運勢最下位だったよ。近づくな」と。

幸い、占いは、娯楽ととらえている人がほとんどなので、こんなことはほとんど起きていないと思いますが、危険性もあります。

それから、前世がある言うことは、来世があるということに繋がってしまいます。
本気で前世や来世があると信じ込んでしまって、来世は「がんばる」と、身を投げ出す人もいます。

生まれ変わりの思想は、危険です。

仮に、本当に前世が見えたとしても、本人にはポディショントークをしているはずです。
ポディショントークとは、自分の立場をわきまえていう、発言です。

言われてもうれしくない人物や虫や動物が出てきて、本人に伝えれば、「泣きっ面に蜂」状態になることでしょう。

なので、だれでも思いつきそうなことを語っているのかも知れません。

スピリチュアルは、嘘が嘘をまねき、嘘の世界が出来上がり、現実と区別がつかなくなります。
馬と鹿の見分けがつかなくなるように。

スピリチュアルが好きな人は「自分探し君」が多いです。

自分で自分のことを考えるのが苦手だからなのか?わかりませんが、
自分が何者だったのか?
どこから来たのか?
何をすれば良いのか?などを知りたがります。

鏡の前に立ってみて下さい。
そこに写っているのは、あなたです。
あなたはそこにいます。

だれかの生まれ変わりでもなく、前世でやり残したことを達成させるために生まれたのではなく、自分の人生を生きるために、自分の考えで今を生きて下さい。

死後の世界や、生まれ変わりがあると思わず、今を生きるしかありません。


スピリチュアル系のヒーラーやカウンセラーは、悪気があって、人を騙していないので、これも質が悪いです。

スピ系の人は、科学とつければ、本当っぽく見えると思っているのが、「やばい」です。
科学はずっと、仮説のままで、それが真実ではないです。

ヨーロッパのことわざにこんな言葉があります。

「地獄への道は善意で敷き詰められている」

聖書からも一説。

ルカによる福音書 6章39
イエスはまた、たとえを話された。「盲人が盲人の道案内をすることができようか。二人とも穴に落ち込みはしないか。」


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