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視聴者ファーストってどういうことやねん!?って人のための記事

YouTube始めたての人は特に感じていることだと思うんですが、YouTubeを教えてる人が口を揃えていう「視聴者ファースト」という言葉。

普通に馴染みないと思うんですよね。

もっと詳しく分解してお話しできればなと思って書いてます。

この記事では、少ない本数や短い期間で伸ばすというようなものではなく、しっかりと視聴者ファーストを行えば効果的に届けたい視聴者の下へあなたの動画をと届ける事ができる。結果、無駄なく綺麗に伸ばす事ができるための考え方をお伝えしております。

読みやすさとか考慮せず、僕の思いの丈を書き殴るスタイルなので、この記事は読者ファーストじゃないです笑

最後まで”無料”なので、悪しからず早漏🙏

視聴者とは「誰」なのか?

まず視聴者って誰なのか?っていうところを決めなくてはいけません。
それは必ず現実に存在する「人」です。
架空の人物ではないです。
その「人=視聴者」に想い(動画)を届けようとすることが、
視聴者ファーストへの第一歩となります。

YouTubeでうまくいっていない多くの人は、この「人」の部分が抜け落ちている人が多いです。

画面の向こうの「誰か?」に想いを届ける。
その「誰か?」を「誰かでは"なくす"」という段階がペルソナ設定(ターゲットとも呼ぶ)です。

ここは”必ず”設定しなければいけなくて、
その理由として、「どこの」「誰に」「何を」「なぜ」「伝える」のかという部分がなければ、相手に想いは届かないからです。

じゃあどうやって選定するのさ??
ていう部分なんですが、方法はいろいろあります。

ペルソナ(ターゲット)の設定方法

YouTubeにはいろんなジャンルがあり、皆さんはそれぞれの理由でそのジャンルに参入していると思います。

「伸びるから」「発信したいことがある」「ビジネスと掛け合わしたい」などなど・・・
なのでジャンル云々については置いておいて、「どのジャンルでも共通」して設定できる方法、「僕が実際にやっている方法」をシェアしていきたいと思います。

まず、そのジャンルを「どう言う人が見ているのか?」という部分をリサーチします。

ここはざっくりで大丈夫です。
【参考例】
・茶道のチャンネルであれば、近所の茶道教室に行く。
・競馬チャンネルであれば、競馬場
・勉強系なら予備校
・雑学系なら学校
・バイク系ならバイク用品店やオフ会
・副業系なら朝の通勤電車
・ゲーム系ならクラウドワークスなどで、アンケートを取ってみる。

また自分の動画を「どこで流行らせたいのか?」と言う視点も非常に大切です。
YouTubeにないジャンルもたくさんあり、これからどんどんできていくもので、そのパイオニアには誰でもなれるものです。

どこのコミュニティで流行らせたいのかで、ペルソナへの訴求は大きく変わります。

ある一定のコミュニティで流行ることができる見込みがあれば、そこから大きく拡大していくことが可能ですし、勝負できます。

ここでペルソナ設定(属すコミニュティ)がざっくり決まってきたら、次に切り口というものが生まれます。

ペルソナ(ターゲット)に合わせた切り口とは?

まずこのツイートを見て欲しいです。

左は男性ターゲット:右は女性ターゲット

同じもの(頭痛薬・頓服・熱冷まし)であっても、ペルソナ(ターゲット)が違うだけで、打ち出す言葉や表現が変わってきます。

切り口がしっかりと届けば、ペルソナ(ターゲット)の心に響きます。

「悩み」「解決したいこと」「知りたいこと」など、これらは本当にバラバラなんです。

例えば、
ある人は、胃が弱いから「胃にやさしい」という"ワード"に
ある人は、仕事が忙しいから「早く効いて」という"ワード"に
ある人は、女性だから「生理痛」という"ワード"に
ある人は、車を運転するから「眠くなる成分を含まない」という"ワード"に
反応します。

そもそも論ですが、基本的に「どこの誰かもわからない人」「言葉や表現」はペルソナ(ターゲット)には届かないんです。

ですが、ペルソナ(ターゲット)が「自分のことだと思える」もの(サムネ・タイトル)であれば届くんです。
そして商品を手にとって使ってみる(動画視聴)という流れになります。

ここで使用してみた効果や感触によっても、満足が得られればリピート(チャンネル登録)するでしょうし、気に食わなければ別の商品(別のチャンネル)を使うでしょう。

この一連までを考えて設計したチャンネルが「視聴者ファースト」を徹底しているということになります。

自分のゴールとペルソナ(ターゲット)のゴール

まずこちらの⇩ツイートをご覧ください⇩
ちょっと長いです🙇‍♂️

マジでどう思う?っです笑

いくら”ペルソナ(ターゲット)に刺さる内容”になっていても、”自分自身がマイナスブランディング”になっては意味がありません。

ただこういった数字だけを集めたマイナスブランディングをしている人がめちゃくちゃいます。

無意識なんだと思います。

例えばこちらの

この「嫌な客あるある」という"嫌な客"という切り口は、世の中の多くの人間が客として来店するので、「自分のことかも?」と感じるので興味は引きますが、その嫌な客を晒している美容室の動画を見た後の印象として、
「その視聴者がどう考えるのか?」
という部分をよく考えないといけません。

多くの美容室は集客としてYouTubeやTikTokの媒体を使っているかと思いますが、本末転倒になってしまいます。

「ペルソナ(ターゲット)」主役の強烈なマイナス訴求の切り口は、興味を惹きますが同時に「強烈に引いてしまう」ペルソナ(ターゲット)も多いんです。

マイナス訴求でやりたい場合は、

こうするべきです。

もちろんスクリニーングで
「こんな客はいらねぇ!!」
っていう見せ方もあるっちゃあるんですが、効果的ではないですしやるならやるで、紳士的に

「こういうことがあって迷惑しています。来られる方はルール守ってくれると嬉しいです🙏」

ぐらいの感じで提示するのが一番理想です。

商売ですから、ある程度のモラルや節度は必要です。

僕も実店舗は複数店舗やってますが、やっぱりそこの部分が一番大切だと思ってますし、ほとんどのお客様は"まともで普通の方"ですから、その人たちがその動画を見て「どういう感情になるか?」をよく考えなければいけません。

ちなみに面白い事例もあって、

ペルソナ(ターゲット)によって受け取り方が180度変わる面白い例です。

ペルソナ(ターゲット)の心情や受け取る感情を理解し、そこにコンテンツを投下してあげるということを行なっていくと、自ずと良質なファンで溢れた動画になっていきます。

自分のゴールとペルソナ(ターゲット)のゴールが必ずしも一致する必要はないけども、一致する方向であった方が過程も共感できるので、すごく大切な視点です。

つまり「自分のなりたい未来」と「相手を導きたい未来」をしっかり想定することが結果的に「視聴者ファースト」に繋がると考えます。

男の顔ふてこすぎやろ笑

上の美容室の例だと、
自分→来店してもらう(自分のなりたい未来)
 客→良いお店に行きたい(相手を導きたい未来)

のように、最終的に来店というゴールを決めた上で、コンテンツを設計していくと誰も不幸にならないゴールとなります。

ペルソナ(ターゲット)に刺さる動画を作る方法

ここまでで、ペルソナ(ターゲット)に何をどうやって届ければ良いのかまでは、なんとなくイメージできたと思いますが、そのペルソナ(ターゲット)に「刺さる動画」の作り方まではイメージしにくいと思います。

ただ「ペルソナ(ターゲット)が好きそうな内容にしとけええんやろ?」ってわけでもないので、ここでは具体的にペルソナ(ターゲット)をイメージすることが重要です。

「自分がやる方法」「外注さんに指示する方法」も含めて、僕がやっている方法をシェアします。

この話の中で一番大切なのは、「相手の顔を見ながら書くこと」です。

相手が実際にそのペルソナ(ターゲット)であるかどうかは、さほど重要ではありません。
ちゃんとしたペルソナ(ターゲット)へのリサーチであれば冒頭でご紹介したコミュニティに足を運んで取材をするべきです。

ここでは、「リアルにいる人間」に対して、リアルな感情や気遣いを持って「想いを届けようとするテンション」を保って台本を書けるか?という部分になります。

本当に細かいことになりますが、
その相手が自分よりも、
「年上なのか?」「年下なのか?」
「男性なのか?」「女性なのか?」
「おっさんなのか?」「おばさんなのか?」
「ギャルなのか?」「清楚系の美女なのか?」
「真剣佑なのか?」「広瀬すずなのか?」で全然変わってきますよね?

動画を見るのは「実際に存在する誰か」です。

その誰かに届けようとするとイメージをするのは必須なんです。

例えば、おばあさん層がペルソナ(ターゲット)なのであれば、「自分のおばあさん」に対して台本を書くと良きです。

そうすることで、おばあさん層がペルソナ(ターゲット)は自分の孫が画面越しに話しかけてくれてるような感覚になります。
めちゃくちゃファン化します。

同年代がペルソナ(ターゲット)なのであれば、友達に対して台本を書きます。
その際はタメ口で話しかける感じでも良きです。

画面の向こうのペルソナ(ターゲット)はあなたのことを友達と感じて親近感を持つようになります。
勝手に親友ぐらいに思ってくれることもあります。

これが視聴者に寄り添うということです。

こちらの大橋先生(@minnano_copy)のツイートの例えもわかりやすくてイメージしやすいと思います。
特定の誰かに向けたものであれば"第三者"も巻き込むことができます。
多くの人は全員に刺さる内容を意識しすぎるあまり、「誰にも刺さらない言葉」になっていることが多いのです。

じゃあ次に、お題を「スマホの操作方法」とします。

Q:問題1
おばあさんが困っていたら?

A:→どこまで説明してどこまでやってあげるのか。
  一旦脳内で考えてみてください!考えてみてください😉

Q:問題2
友達が困っていたら?

A:→どこまで説明してどこまでやってあげるのか。
こちらも脳内でめちゃくちゃ考えてみてください!!




どうですか?

同じ悩みだったとしても、
ペルソナ(ターゲット)が違うだけで、
めちゃくちゃ「説明方法」や「やってあげること」って変わっていると思います笑

これが「視聴者ファースト」なんです。

多くの人はこの「スマホの操作方法」の説明を、
自分主体か、もしくはネットから拾ってきた記事を、
適当にパクリにならないようにリメイクしているだけなんですよね。

ここまで考えて台本を書いていない。考えていない。

でも、実際に”リアル”で「友達と話するとき」や「おばあさんと話するとき」、「広瀬すずと会話する時」って、ちゃんと相手のことを考えて喋ってると思うんですよ。

これを画面の向こうの人に”も”やってあげるだけで、
一気に反応率も登録率も企画の精度も向上します。

リサーチの重要性

ちょっと話はズレますがリサーチってめっちゃ大事です。

これはペルソナのリサーチも勿論ですが、業界やジャンルのリサーチもです。
自分が"よく知らないこと""興味のないこと"は、
いくら「視聴者ファースト」に動画を作っても薄っぺらくなります。

実際、皆さんの周りにもいません?
「こいつ薄っぺらいな〜」とか「机上の空論で経験してないやろ〜」みたいな人。

まさにそれで、ある程度「体験」や「経験」をしないと面白い内容のものって作れないんですよ。

例えば芸人さんってめっちゃ話面白いし、ありえない話も多いんですが、あれって絶妙に「事実を誇張」させてるから面白いんですよね。

まるっきり嘘ではないというか。
事実をベースにトッピングを付け加えてる感覚。
実際に嘘ではないので、その当時の”感じた感情”や”熱量”はそのまま発信する事ができているんです。

聞いた話だけで面白くできる人って少なくて、やはり何事も経験や体験をしないといけないです。
リサーチってその追体験ができたり、人の話を聞くこともできるので、すごく重要です。

僕ごとですがこういう出来事がありました。

簡単に言うとある業界でお店を出したいなって思ったんだけど、その業界のことを知らなかったので、その時代に一番トレンドで旬な企業に3社ほど就職or転職し、実際に「実務経験を行ってから自分で起業しよう」と思ったという話です。

まぁ普通にスパイ活動ですね笑
でもゴールや目標があって取り組むとありえないぐらい成長します。

まさにこの通りで、「毎日のタスクをこなすだけ」、「毎月の給料をもらうだけ」の同期と比べてノウハウ(スキル)を吸収するスピードが段違いでした。

これマジな話、同期の大半が"2つ"できるようになったタイミングで、 僕は"30ぐらい"できるようになってた。

これ、冗談抜きでマジでそうなんですよね。
起業して従業員を雇うビジョンもあったので、教える前提で学んでいましたので、とにかく吸収力が高かったと思います。

また現場で実践が踏めるのでアウトプットも同時にできるという環境だったので、ちょっとした意識の差で当時の僕は社内では最強状態でした。

実は世の中の多くのことは、
この”ちょっとした意識の差”で、
結果が全然変わるという事実を知ってほしいです。

リサーチに関してですが、ここまで本気でやることで、一気に結果は変わります。

話はそれましたが、ペルソナの理解も含めてそれだけ入り込んでやるとそれだけ人の心を打つ事ができるということです。

視聴者ファーストの本質

先程のリサーチの話にもありましたが、「市場」や「相手」を知ること、理解するしようとすることが、勝利への第一歩ということをなんとなく感じてもらえたかと思います。

好きな子にプレゼントをする時、親にプレゼントをするとき、友達、先生、上司、誰でもいいんですが、「何をあげたら喜ぶだろうか?」って真剣に悩み考えると思います。

その感覚がすごく大切なんです。その過程で相手を知ろうとする。相手が何を喜ぶかを考え抜いてプレゼントを渡す。

また相手が「60代男性」だったとしても、親なのか上司なのかでプレゼントの内容も変わってきます。
視聴者層はその「60代男性」でも、実際の視聴者へのアプローチはこの2者では大きく変わります。

例えば、上司であれば”気を使ったプレゼント”になりますよね?笑
「高価すぎると失礼じゃないか?」とか色々考えて無難なものを渡すと思いますが、親であれば車や温泉旅行をあげるかもしれない。

動画も同じで”どのような形で視聴者と向き合っていくか?”という部分をしっかり考えていれば、「言葉遣い」「編集方法」「効果音」「BGM」「扱う題材」などが自ずと決まっていきます。

そういった意味でもペルソナ設定はものすごく大切なんです。
またペルソナ設定も市場に合わせて、その市場には「どういう層がたくさんいるか?」という部分を考えなければなりません。

動画のTPO

僕の場合はこれぐらい徹底しています。

普段のキャラクターやファッション・ビジュアルが参入している市場ではあまり受け入れられないので、そこにいる方たちに敢えて気に入られるような見た目をしています。

「よくここまでするね!」

ってTwitterでは言われるんですが、僕からすればこれって割と当たり前のことで、というか普通に日常でも皆さんやっていることだと思うんですよ。

企業勤めなら普通に黒髪短髪にスーツ着るでしょうし、ホテルマンならポマードで七三できっちりします。
また会議やクライアントと会うときは身だしなみに気を使うし、冠婚葬祭などではTPOを気にした格好をすると思います。

それと同じで「動画のTPO」に合わせたブランディングをしているに過ぎないのです。
皆さんも普段そのようにして社会生活を送っていると思います。
でもこれが動画だと多くの人が”自分の好きな格好”や”発信”をしてしまうんです。

最近では、YouTubeノウハウも多く溢れてきて発信の部分は相手に合わせるようになった人が多い印象ですが、ビジュアル面はまだまだ徹底できていないようです。

あくまでも相手に合わせる。自分を殺す。自分を出すのは売れてから。

これ自体も一般社会となんら変わらないです。

「つまんないな〜」って思う人も多いかもしれませんが、動画を見る人は一般社会で生活している人なので、当然っちゃ当然です😅

最後に…大事なことをっ!

かなりざっくりではありますが、乳栗流の「視聴者ファーストとはどういうことなのか?」という部分をお話しさせて頂きました🙇‍♂️

YouTubeですごい結果を出している方は割と当たり前のことだとは思うのですが、中々伸び悩んでいたり方向性がブレてしまうという方は、相手ファーストの軸がないことが多いので、この記事で少しでも参考になれば嬉しいなと思っています。

また有段者の方もこれをみて、「こいつと仲良くしたいな」って思ってくれたら嬉しいなという意図があります😉

この記事に書いたことは本当に一部で、ざっくりしたことしか書けていないのですが、実際に細かくしっかり書こうと思うと、10万文字じゃ足らないぐらいですし、割と労力も時間も使う、そして公の場で垂れ流すのももったいないので、ここら辺で終わっておこうと思っております🙇‍♂️

でもこういった話の”深い部分”を、公じゃない”クローズドな場所”で、不定期で発信していきたいなと思っております!
今回の話の続きも下記のLINE公式で発信していこうと思っています🙇‍♂️

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それでは最後までご覧いただきありがとうございました🙇‍♂️

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