解放された私
「見事に続いていません!」と言い切れるえりんぎさんに憧れている塩見です。
きっとチチカカコに入る前の私なら、note書いてねーと言われたら、早くしなくちゃと焦って、きっと数日のあいだに書いたことと思います。
だけど今はそれをしない。できるときに、したいときに、心地よくそれができるときにする。そんなふうになれたのは、チチカカコのおかげだなあなんて思っています。
長女が1歳のとき、未来のお隣さん、ゆみさんとはるちゃん親子が出演した「おしもはん」を観劇しました。こんな小さな子とどうやって稽古してるんだろう、どうやって舞台に立つんだろう、と半ば信じられずに出向いた先で、私は感動して涙を流していました。スポットライトを浴びて堂々と全身で表現しているゆみさんや出演者のみなさんを前に溢れ出たもの。女として、お母さんとして、ただ命あるものとして、よくわからないけれど、長く気づかぬふりをして蓋してきた何かが爆発してしまったようでした。
それから密かに憧れ続けていたダンスの世界。次女も生まれ、2人の子どもの成長のスピードに圧倒されながら、あわただしく時は流れ、全力で空回りしているような気がして、落ち込むこと多々。「あらねばならない自分」に占領されがちな私が、このままじゃいけないと踏み出したのはおしもはんから2年後でした。
チチカカコとして踊るようになってもうすぐ3年。「今」を思いのままに生きる子たちの横で、思いのままに踊る私たち。どこまでも自由になる時間。お母さんだったり、お母さんじゃなかったり、なんだかよくわからない自分を許し、全身で互いを感じ委ね合う。その心地よさといったら。ふふふ。
お母さんって大変だけど、お母さんになれたから、私は私を解放できました。私をお母さんにしてくれた子たちに感謝です。チチカカコのみんなに感謝です。
ありがとう。
塩見めい子
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