3食白米を飲む生活

無事に娘が退院できた

きっと自分の入院もしんどいのだろうが
誰かの
特に自分よりもか弱い存在の付き添い入院はほんっと削られた

入院初日は
また同じようになってしまったのは自分のせいだと責めに責め泣き
夜だったせいか思考は底まで落ち
優しい気持ちからあれこれこうだよと送ってこられるLINEに
さらに責められている気分になり
点滴をされながら混々と眠る娘を見て大泣きした

離れられる場所はなく
狭いベットの中
娘の動き一つや点滴を管理する機械のアラーム音
ナースステーション前のため
近隣の病室はそれなりの患者さんが居る為
夜中とはいえ結構ヘビーな音がしていて
あまりにもしんど過ぎて自分の知る限りのファンシーなものに置き換えて
なんとか心を保って少しでもと目を瞑った

でもやはり眠れなかった

翌朝若干顔色が良くなった娘を見てホッとしたらお腹が空いてきた

「はーい娘ちゃんとママのご飯ですよー」

すごく明るい声で配膳されるご飯
今回はこのご飯に本当に救われた

6月の入院の時は
付き添いの親の食事は各自ご用意くださいねとのことだったので
菓子パン、甘いもの、栄養ドリンクとすごいラインナップで挑んだ
病院にも売店はあるが小さなもので望むものはなかった

結果お腹の調子が悪くなり
生野菜やフルーツ等新鮮なものが口にできないというのが
かなり飢餓感を増幅させ
痩せたがメンタルも大荒れでとんでもなかった

しかし7月から変わり親の食事が有料で出せると言われ
迷わず頼んだ
正解だった

辛くしんどい心で過ごした夜が明けた朝に
テーブルに並ぶ白米の眩さよ
温かなお茶のありがたさよ
味噌汁、神か
おかずもいいんですか!!

誰よりももりもり食べたと思う
昼も夜もだ

「ご飯多いかもしれないから無理しないでくださいね」

と言われたが食べた
いや飲んだ

退院できるかもしれないが空振りになり
また熱を出しくったりした娘を横目に
無心で飲んだ

気持ちがしんどくて食べたくなかった
もっと悪くなったらどうしようって不安で

でも私が倒れるわけにはいかないから一生懸命食べた

そのおかげで今回は体調も崩さず
飢餓感がなかったせいかメンタルが割と保たれた

当たり前だけど食の大切さを感じた入院期間でした

娘は食が細く
痩せ型ではないが小柄な方なのでエネルギーが蓄えにくく
どうしてもエネルギー切れからの低血糖を起こしやすいタイプらしい

それを改善するにも食だ

今回の担当医は相談がしやすかったから
栄養のこともかなり聞いた

これは勉強しどきだな
なんて思ってる

とにかくお米ありがとう
あったかくてありがとう

腹が満たされて心が落ち着くと
子供のこともより頑張れる

いや頑張るのは本人だけど
それをほぼゼロ距離で見守り続けるって
想像以上に削られるものなのよ

全ての病院で付き添いの親の食事が出るようになりますように

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