受け取り上手になりたくて

今日は娘の夏休みの目標

「お祭りに100000000回行きたい」

の2/100000000をかなえるためにお祭りに行ってきました
今年は大きいとこも小さいとこもお祭りあって
全ては行ききれないけど
できる限りは楽しませる夏にしたいなと思ってる

さぁ今日も吐き出し吐き出しー

入院中人とすれ違ってもサッと通り過ぎるようにしていた
だっていろんな状況の人も居るし
私もぶっちゃけ余裕がないから周りを見ていられない

そんなある日少し調子が良く
歩きたがる娘と点滴を連れて少しお散歩中
1人の女性とすれ違った

パッと目が合い
会釈をした瞬間に

「お母さん!お菓子食べられる?あげるよ」

お見舞いにたくさんお菓子を貰って食べきれないからと
子供が喜びそうな可愛い動物の描かれた個包装のクッキーを2枚くれた

「あ、ありがとうございます」

驚いているとにこやかにその女性は去っていった
お菓子に目がキラキラしてる娘に
嬉しいねぇ優しいねぇなどと話していたら
縁が繋がったのかすごくすれ違うようになった

その次も
その次もその人はお菓子をくれた

でも実は娘の調子が良くなく食欲がなくて

「実は今あまり食べられていないんですよ」

と話すと

「あーそうなの!そっか」

と言ってまたにこやかに去っていった

その翌日
担当医が朝の診察に来てくれてカーテンを開けた時に
ほんと偶然その女性が歩いていた
カーテンの開く音に振り返った彼女に娘が映る

「あ!これ!」

と言って可愛いゴマフアザラシのモチーフの箱を出し

「元気になったら食べるといいなと思って!いろんな種類を入れておいたの、はい」

と言って渡してまたにこやかに去っていった
その彼女の心遣いにめちゃくちゃ感動してしまった

いつ会うかもわからないし
病室もよくわからん
それなのに娘を思って用意してくれたんでしょ?
すごくないか?
とぐるぐる感動しながら診察を受け終えた

ぶっちゃけ最初は身構えてしまったのだ
いきなりの好意に身構えてしまうほど付き添いの母の心は擦れていた
ちょっといきなり食べ物?
個包装かな、無下にはできないしどうしよう
とか考えていた

でもその時ふっと好きな作家の1人の岸田奈美さんのお母さんのことを思い出した
何かで彼女はとても受け取り上手な人だと奈美さんが書いていた
なんでかそれを思い出して
私もああ素直に手を広げて受け取ろうと思った
なんか、そういうの、だいじ

結局退院までその女性とは顔をよく合わせ
聞くと彼女も退院まであと少しとのこと
彼女の優しさをシンプルに受け取ることにしたら
誰かにそれをしたくなった

まぁそれはまた別の話

とりあえず受け取り上手はいいかもしれん
そう思った

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