【自分語り】己の”ポケモン好き”が揺らぎ始めているという話

タイトル以上のことはありません。
最近、というかまあポケモンスカーレット/バイオレットが出て…いや、バグだらけスペシャルブリリアントダイヤモンド/シャイニングパールが出てからでしょうかね、タイトルめいたことをよく考えるようになったな~ということでなんとなく文字にしたくなりました。
以下、自分の人生とポケモンがどんな関わりだったのかというものを吐き出しつつ、心境の整理とさせていただきます、勝手にしやがれという話だ。

・第一世代
自分は1995年生まれ、というとまあポケモンとだいたい同い年ということで直撃世代はRS、第三世代とかそんなもんなんですが、覚えている限りだとというかおそらく物心ついたときにはすでに手にゲームボーイカラーを持ち、家にたまたまあった赤/緑や金/銀を遊んでいました。とんだ英才教育ですね。
昔も昔なので詳しいことはなんも覚えちゃいませんが、最初にフシギダネを選んだところおつきみやまで迷子になり詰み、ヒトカゲを選び直して最後まで進むもカンナにボコボコにされ、といった思い出は残っています。

・第二世代
この辺で多少物心がついてきたので一番ノスタルジーを感じるのはこっちなんですよね。
キキョウシティのBGMとか聞くと今でも泣きそうになっちゃったりするものです。
といってもそんなに確かな記憶があるかというとそんなでもなく、実家の親戚が結婚するとかで遊びに行った京都への道すがらや何なら京都内で焼けた塔のイベントをこなしていたのを覚えているとかそんなもんです。
しかしジョウト地方でジョウト地方を旅していたとはなかなか乙なものですね。当時はそんなこと全く気づいちゃいませんでしたが

・第三世代
いよいよ人生が狂い始めたというか、まあ出会いくらいまではね、流石に小学校低学年とかそこらなのでまだ純粋なポケモンキッズでした。
確かどこか遠出してうまい飯を食った帰りにサファイアを買ってもらったんだと思います。最初に選んだのはアチャモだったな~~。
まあもうここまでくると思いでもたくさんあって、最初は野生ポケモンを倒すためにずーっとバシャーモにひっかくを覚えさせていただとか、近所の誰かは知りませんが改造厨が居たようで、カナズミシティの上の方にあるひみつきちのトレーナーが当時は絶対に入手不能だったデオキシスなりスイクンを使ってきていただとか、例のごとくジラーチのデマに踊らされていただとかかわいいもんです。

・バトルフロンティア
四世代ちゃうんか?ともなりますがやはりここがね、いわゆる廃人へ片足を突っ込むきっかけになってしまったので触れずにはいられませんと。
ファイアレッド・リーフグリーンも普通に楽しんで、ポケモンコロシアムも普通に楽しんでワイワイしていた矢先、エメラルドに実装されていたこのモードがほんまによくなかったですね。
昔から割と攻略本とか集めたりして、やりこみ気質だったのもあるんでしょうが、なんとなくレベルの高い対戦が行えるというのに心躍ってしまったのが運の尽きなのかもしれませんね。
とはいえそこまでガチガチでもなく、当時はたまたま旅パにいたバシャーモのレベルに合わせて63で統一し、ボーマンダと三色パンチを覚えさせたフーディンの3匹固定でやりくりしていました。いやはや可愛いものだ。

・第四世代
ダメですね~~もうダメですね~~~。
この辺からあれはどう言えばいいんでしょうか、まあコミュニティめいたものにも属するようになりました。つってもなんと小学校高学年くらいですので、やはり英才教育にも程があるな……。
これほんと知ってる人居たら、というかこんな記事まで読んでたらいよいよ腰を抜かすんですけど「ポケモンドリームスター」って知ってますか?
多分同世代だと結構大きなコミュニティだったと思うんですけどどうなんでしょうね。
あそこでえっちな擬人化イラストに出会ったり、エンドレスバトルなどいうオンラインゲームじみた戯れにハマったり、ドリームスターチャットというチャットに長い事入り浸ったりしていたのも懐かしい思い出です。小説掲示板で黒歴史を量産していたのも笑い話だぜ。

・ニコニコ動画との出会い
話を戻しますとダイヤモンド/パール/プラチナとかハートゴールド/ソウルシルバーにもなるとね、言わずもがなバトレボ世代ということでそれはそれはもうどっぷりハマりました。
そこに追い打ちをかけるかのように火がついたのがこちらも言わずもがな、厨ポケ狩り講座だの@ライデンさんだののバトレボ対戦動画なわけです。
さらにさらに当時、今となってはナポリの男たちなどというグループでもおなじみなジャック・オ・蘭たん(以下蘭たん)がちょうどデビュー直後くらいなところでして、これめっちゃ腕組老害アピールなんですけど彼、昔個人のブログと掲示板を運営していたんですよ知ってますか?
確か「不定期更新 かぼちゃ速報」とかいうタイトル、まあコロコロ変わっていたような気もしますがそこにひっつく形で「かぼ速」だったと思いますが掲示板も存在していました。
そこにもポケモンのコミュニティが小規模ながらもありまして、自分はそこでキャッキャしていたというお話です。
これはあまりにも小さな自慢なんですが、蘭たんが一時期実況動画を引退していて、掲示板も自然消滅か…?という流れから有志による引き継ぎがあり誕生した「ニコポケ板」という掲示板でほそぼそとしていたころ、ふと活動再開前の蘭たんが遊びに来たことがありまして、ポケモンで1戦交えたのを今でもよく覚えています(マタドガスにボコボコにされました)。

・第五世代
もう止まらなくなりそうなのでまたしても話を戻しつつ。
ここいらになってくるとDSだけでオンライン対戦が遊べたり、それに伴ってニコニコ動画での実況ブームが巻き起こったりでもう最高な時期でしたね。
つってもまだ中学?とかそんなもんなんでマジで英才教育の賜物なんだな……。
最強実況者決定戦という一大イベントがあったりもして、あそこで使われた10パートナーズルールってのが本当に好きでね~~もう今でも妄想で10匹決めちゃったりしますもんね、いっそのことまたあのスタイルで大会を……と言いたいところなんですがまあまあそれは別のお話。
などと言っては居ますがこの頃はまだまだガチ勢、といいますか、レートほにゃらら~を目指すと言ったような戦い方ではなく、好きなポケモンでパーティを組んでそれでそこそこ勝てれば満足やくらいの遊び方をしていました。
それがね、ある日のことですね、こだわりスカーフを持ったトゲキッスにかわいいかわいいポケモンたちが蹂躙されてしまったあの日、オレの全てはあそこで変わってしまったんだな………。
がしかし変わるのが遅すぎたというのもありまして、この頃のグライオンとか、ユキトドとか、そういうパーティを使ってガンガン戦ってみたかったという気持ちがないこともないです。だからさ~~BWリメイクするなら天候無限に戻さない????

・第六世代
実況者ブームも全盛を過ぎ…まあ終わりに向かっていっていたほどではありませんがね、ここからはライバロリ~とかペリカン~とかグラ~とかそういう世代ですよね。
個人的にポケモンバトルで一番実力がついたな~というのがこの頃で、レート2000の大台にもちょくちょく乗っていたのも懐かしいお話ですね。
またダブルバトルにも少しずつ興味を持ったりして、かといって入り込むわけではなく、年に一回のWCSを見て「おもしろそ~」とか考えているくらいのものでした。
あとこれはゲーム本編の話なんですけど、XYのきせかえが未だに最高すぎて忘れられないので…ぜひともその……お願いします………。

・第七世代
なんだか文章量が減ってきた気がするな??
といってもこの辺が大学生世代というか、まあ一番時間を持て余す時代でもあるわけでして。
サンムーンの作品自体はまあなんというかう~~~む微妙、というところではありつつ(主にZワザときせかえが悪いわな)、アシレーヌというあまりにもかわいいポケモンに大学生活を狂わされるなど方向性は変わりつつもやはり数千時間単位でやりこんでいたのは確かですね。
このあたりからめちゃくちゃダブルバトルにも興味を持ち始めていて、ガオガエンつかいて~~~とか、サナガエンたのしそ~~~~~とかね、思いを馳せていたんですがね……処理落ちがね………。
今思うと処理落ち1つで1ゲームモードを敬遠していたのが今のこの心境へのヒントだったのかもしれないな……。

・第八世代
リストラ問題で散々荒れ尽くしていたのも今となってはですね。
実際これはまあ褒められたものではないってのは確かだと思いますが、グラフィックだとか演出だとか、そこら辺の向上を見るに「きたぞ ポケモンド真ん中」などというキャッチコピーもあながち間違ってはいなかったのかもしれませんね。
ハードをNintendo Switchへ移した事により戦闘中の処理落ちもなくなり(ないことはない)、ダブルバトルへ参加しない言い訳理由もなくなったな!ということでこの世代からシングル3割、ダブル7割くらいの熱量で取り組むようになりました。
やはり携帯機ではなく据え置き機でこれまでのようなポケモンが遊べるという楽しみは大きく、また国際孵化や個体厳選のハードルがかなり下がったということもあり、対戦も育成もめちゃくちゃな時間を使って遊んでましたね。ダブルバトルは瞬間9位とかまで行けたのでまあまあね、満足と言ってもよかろう。

・バグだらけスペシャル
ここなんだよな、結局ここで歯車が狂い出したと思うんだよな??
この作品どうですか?巷では結構いわゆるダイパキッズな皆様は熱狂していたり、
ニコニコからすっかりYoutubeへと移行してしまった対戦動画界隈の皆様も奮って戦っていらっしゃいましたけれども……。
自分はどうもこれが乗り切れなくて、いやだってどう見ても前より見た目が、システムが劣化しているゲームを楽しむってのができなかったんですよね。
そりゃ実際買って遊んでるときはまあ懐かしさも一応あるし、そもそもポケモンというゲームシステム自体面白いものなので楽しめてはいたんですけど、そこまで熱を持つことができなかったといいますか……。
まあ動画やってる人たちはそれで飯食ってるんで尖ったことは言えないんでしょうけど、いや、でもやっぱりひどくないですかあのクオリティは?

・第九世代
でまあ現行のスカーレット/バイオレットなわけですよ。
これもどうですか?正直に言ってみませんか?
当初、一番最初にトレーラーがでて、「オープンワールドです!」と言っていたころはまあまあ…という趣でしたがその映像ですよ。
「あれ……?」って思いませんでした?一個前のゲーム剣盾ですよ?
実際に遊んでみてどうでしたか?ちょこっとゲームを進めて、テーブルシティの学園に入り、教室でのイベントが始まったときのあのモブ共の処理落ちっぷりをみて、何も思いませんでしたか?
自分は「これ令和のゲームだよな?」ととても不安な気持ちになりましたけどね??
全くポケモンを知らない人に、剣盾とSVの対戦シーンを見せて「さあどっちが最新作でしょう!」とクイズを出したらどう答えると思いますか?
わざマシンが無限じゃなくなるだとか(まあこれは剣盾から一部そうですが)、信じられないほどレスポンスの悪いボックス操作だとか、戦闘中のカメラワーク、わざエフェクト、処理落ちだバグだBGMだ上げていればきりがない……。
前にできていたことがものすごい勢いでできなくなってるんですよ、ついでにきせかえも終わっとるしな!!!!
でもポケモンとして遊ぶ分にはすっごい面白いんですよ。
自分ストーリー2周したんですけど(タケルライコ2匹欲しくて…)、2周とも最後のネモとのラストバトルは泣きそうになるし、パルデア地方を歩き回ってポケモン捕まえているだけでもそら楽しいんですよ。
ただそこ以上に今までのようにポケモンを育てて、対戦して、っていうモチベがね、いやあるんですよ、あるんですけど実際に戦ってみるだとか、対戦している動画を見るだとかするとね、もう萎えてしまうんです。
「え、なにこのクオリティの低い画面…演出……」となってしまうんです。
この間剣盾の対戦動画見返してひっくり返りましたもん、おもしろそ~~~!って。
でもYoutubeの皆さんとかそんなもんおくびにもださないじゃないですか。
某ソルジャーの人なんか「対戦は今までで一番盛り上がってる」みたいなこと言ってましたよ、ポケモンホームのデータだと剣盾より勢いよく減ってるみたいですけどまあそんなことは置いときましょう。
ダブルバトルの世界大会も日本で行われて、まあ大きな問題こそあれどしっかり盛り上がってましたし、今度はシングルで竜王戦もありますし、みんなめっちゃ盛り上がってて「あれ……?」となってしまいました。

・何が言いたいのかというと
話が長くなりそうなので分けます。
とどのつまり何が言いたいのかというとです。
剣盾からSVにかけて、はっきり言って対戦面ではほとんどの要素が劣化しています。これは概ね事実だと言い切れるはずです。
そんな中で前作と同様、あるいはそれ以上の熱量を持ってポケモン対戦を遊んでいる人たちをみて、自分の”熱”がこんなもんなんだったのかと考えるようになったということです。
自分は「ポケモン対戦」というコンテンツを楽しむにおいて、剣盾と比較して劣化したグラフィックや演出などを大きな理由にかなり熱が冷めてしまっているという事実に対し、その他大勢の人たちはたとえわざエフェクトやカメラワーク、演出やUI周りがこんなにクオリティの低いものになったとしても今までと同じかそれ以上の熱を持って「ポケモン対戦」を楽しんでいるという事実。
つまり自分はその程度の変化(劣化)で冷めてしまう程度にしかポケモン対戦への熱を持っていなかったのだ、ということなんですよね。
別にポケモンへの熱が冷めてしまったかというと絶対にそんなことはないし、今でも毎日のようにゲームを起動してやれ色違いの厳選だったり、構築記事を読んで個体を育成したりだとかはやってるんですけど、どうしてもその先の対戦まで手が届かない、対戦中、眼の前の画面に写っているものが”つまらない”と感じてしまう。そんなところです。
そんなんいうていざ1試合潜ってみるとね、うまいこと選出決まってワザ選択もうまいこといって読みもズバッと決まって勝ったりするとめっちゃ嬉しいというのもまた悩ましい。
うだうだ言っとりますが自分の中でここまで「グラフィック」だとか「演出」とかが、ゲームへの熱量の割合を占めているんだなと驚いたって感じなんでしょうかね、もう何を言っているのかわからねえや。
でも別にBotWとかTotKとか遊んだ後に時オカやってもめっちゃ楽しめるからそういうわけじゃないんかなあ……

・おわりに
なんか心の整理だとかそんなことをのたまった割にはなにも解決しませんでした。
まあポケモンの次回作で剣盾とかそれくらいグラフィックと演出が強いのが出てくれればそれで成仏できるんだと思います。


ここまで読んでくれたクッソ暇な人、ありがとうございました。

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