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グラベルバイクのお話.その1

グラベルバイクっと言ってもその姿に明確なルールは存在しないのが現在です。
最大のグラベルイベントであるダーティーカンザでも装備のレギュレーションなど「E-bikeじゃなければどんな自転車でもOK」と記載されてますからね。
それには幾つの理由があります。
一つはグラベルバイクが始まった思想が「自由」であり、装備の縛りをほぼなくしたことです。
いや、元より無かったと言えるべきでしょう。
勿論レースには太めのタイヤを装着したエンデュランスロードやカーボンフレーム、カーボンホイールを使ったグラベルバイクが主流になってはいます。勝負に出るとどうしても軽量化に目が行くのは仕方ないですね。
もう一つはUCIに正式種目として採択されてない点ですね。
UCIとしてはお金になりそうなコンテンツになったので色んな方向からUCI正式ジャンルとして採択したいとの事です。
でもグラベルバイク愛好家達からは深い懸念の声も多く、せっかく自由な発想でグラベルバイクを楽しんでるのに正式に採択されるとUCIによる装備の規制が入る。
つまり今のような色んな種類のグラベルバイクはUCIルールに当て嵌まる一部の機種を除いては、殆どが邪道になってしまいますね。
勿論業界側から見ればUCI正式採択というのは世界レベルの大きなレースやスポンサーの確保、レーシングチームの運営のしやすさなどプラス要因も大きいと言えるでしょう。
私の個人的な意見としてはUCI正式種目としてグラベルバイクが採択されるのは反対です。
ロードバイクもUCI前にはもっと色んなアイデアやチャレンジ精神溢れたデザイン、発想の豊かなものが多かったです。
出来ればこのまま自由なデザインの設計が続いて欲しいものです。
次回は「グラベルバイクにサスペンションは要るのか?」を呟いてみます。
真ん中のグラベルバイクいいですね~(笑)

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