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『神様の夏祭り』公開!

先日、皆様のお力添えのおかげで無事に創作BL作品『神様の夏祭り』を公開することができました!わぁい!
まずは作品をご覧ください!PVも合わせてみてもらえるともれなくチサのテンションがあがります!

今思ったのですが、前回の記事6/27に描いてるんですね…7月半ばまで募集かけてて8月中に作品完成しているってすごいな……。どれもこれも関わっていただいた皆様のおかげです…おかげさまでとても良い時期に公開することができました…圧倒的感謝…!!!

裏話的には本当に何から話せばいいかというくらい今回も楽しさでいっぱいだったのですが、まずはキャラクターの方から話していこう。ここからネタバレあるよ!!

前回の記事にも書いてあるように今回は応募時にざっくりとした役のイメージとそのサンプルボイスをいただき、そこからお話を作りました。
使わせていただいたイメージは下のような感じ。

ヒナタ:14歳。兄を信頼・尊敬している(いわゆる大好き)。押しに弱い。兄にデレデレしながらも、自分に少し劣等感抱えてるような子。
リツ:14歳。幼馴染の男の子が大好きだけどその思いは伝えずに友達でいようと思っている。
ソウ:相手の事が好きで好きで仕方がない(ヤンデレではない)温和な感じの年上男性。

ソウさんの『正直言って不安なんだ。~俺だって普通のおじさんだ』は近衛さんのサンプルボイスの台詞がとてもよかったのでそのまま使わせていただきました。そしてユイトくんが甘いもの好きなのも、皆でヒナタくんのことを心配しているシーンができたのも近衛さんから頂いたサンプルボイスからの影響だったりします。素敵なイメージをありがとうございました!

ヒナタくんとリツくんが設定でガッチリ噛み合っている時点でなんかもう感動しました。運命ってこういうことをいうんだね…。

いつも自分がやらせてもらうキャラクターはこう、潤滑油というか間を埋めるように考えるのですが、ソウさんの相手でも違和感がなく、お話を進めてくれるキャラクターとしてユイトくんが生まれました。

募集前は愛情とか感情とかを相手にぶつけて反応させる系のお話になるのかなってなんとなく思っていたんですが、それとは真逆のリツくんの『秘める』という強い思いを大切にしたいなぁと少しずつお話ができていった感じです。プロットを書いてる時にオンラインの人狼公演を観ててそれがすごくおもしろかったので、人狼の逆バージョンという感じで望みを叶えたいという思いを全員が秘めていて本物が誰かわからなかったら楽しいかもなぁというのがお話の中心になっていたりします。見ていただいた方はどの辺りで神様に気づいたんだろう。

そしてなくてはならない女神様。男の子ばっかりの中の紅一点。冒頭からラストまで4人を見守ってくれる優しくも悲しい存在として生まれました。彼女自身にも抱えている過去や秘めた想いがあるのですが、設定をお伝えしたところそこまでくみ取って絵師様でもある一代螢さんに演じていただいたのでなんだかもう感無量です。本当にありがとうございます…。

他の皆さんのお芝居で今回のお話中私が最も好きなところは、相手やその関係性によって醸し出している雰囲気が違うっていうところだったりします。同じ人だけど、話す人やその関係性で自分の中の見せている部分が変わるのって、なんかすごくリアルだなぁと思うのです。一応意図して台本は書いていたのですが、それをくみ取って演じていただいた演者の皆様には頭が上がらない。
ソウさんの弟に見せる優しい顔と恋人への甘い顔と、それとはまた違う、リツくんをちゃんと一人前の男として見て対等に接している姿とか、リツくんの同級生の中では大人びてかっこいいけどソウさんの前ではやっぱり子供の一面が出ていたり、年相応に恋に不器用だったりする姿とか、純粋過ぎて色んなことに気づけなかったヒナタくんが大切な人の思いに気づけた後の声のトーンの変化とか、なんかもう、たまらないです。
ちなみにヒナタくんの「え?」に対する私のこだわりが強すぎてはなむらりょうさんへ別パターンの収録をお願いしてしまった際「親友が見たことない真剣で熱っぽい眼差しを向けてきて思わずドキっとしてしまったような反応でお願いします」ととんでもないお願いを投げてしまったのですが、予想をはるかに超える最高の音声を提供していただいた結果が皆さんにも聴いていただいたあの音声です。ありがとうございました。何かがカンストしました。

ツイッターでも呟いた気がするのですが、BL作品作るって意気込んだものの台本の時点では「これ、BLか…?」というくらいその要素が薄い気がしていたのですよね。でも、声が付くと全然印象が変わりました。人の思いや愛情って言葉そのものより声やその表現にいっぱいのるんだなって、この作品を通してすごくすごく感じました。
BL作品は作るのも演じるのも初めてでしたが、こうして形にできて本当によかったです。

イラストに関しては私は一切イメージが沸かず本当に一代螢さんに丸投げしてしまったのですが、最高に素敵なデザインをしていただいてもう、私は呻き声を上げるので精一杯でした…。どうにも演者でもあるのにこんなに素敵なイラストを描かれるということが私の頭の中で一致せずにしばしば脳内で2人の一代螢さんが現れるのですが、同一人物なんですよみなさん。現実ってすごいですねほんと…。ちなみに一代螢さんこと守屋りとさん(イラスト名義のお名前)が素敵な感想を書いてくださっているので、ぜひぜひご覧くださいませ…!(「神様の夏祭り」感想|守夜りと

感想でもたくさんいただいていましたが私も例にもれず、ユイトくん二の腕見えてるの反則でしょってドキドキしてしまったのですが、コロコロと絵師様の掌で転がされていたようですね。永遠に転がされたい。私は全員浴衣なのかな~くらいしか考えていなかったのですが、一代螢さんにソウさんの服装を指摘していただいて改めて台本を見て「ほんとだ!!この人職場から直接来てる!!!」ってなりました。ヒナタくんのいうソウさんのかっこよさが顔じゃなくて振る舞いによるもの、っていう一代螢さんの言葉にもグッときてしまいます。イラストを描かれる方の発想って本当にすごいですね。。。というか一代螢さんがすごい。キャラデザ一つ一つに意図や解釈があってなんだか感動してしまいました。そういえばサンプルをいただくとき『ソウさん~隣にユイトくんを添えて~』と『リツくん~ヒナタくんを添えて~』という感じだったのですが、既に最高のフランス料理を食べた気持ちでした。。その節は本当に、ご馳走様でした。。。

このお話はボイスドラマというより、なんかこう、リアル感というかそういうのを意識しているので、映像にない分は音とか間とかでいっぱい妄想していただけたら嬉しいです。

実はこのお話の中では出し切れなかった背景とか設定とかもあるので、演者の皆さんや絵師様にご協力いただけるようであればまた何らかの形でこのシリーズのお話を作りたいなって密かに思っていたりします。具体的にいつの話になるかはまだわからないのですが、もしご協力いただけるようであればまたチーム夏祭りの皆さんにどうぞよろしくお願いしたいです。

それでは、本当に長々と語ってしまいましたがお付き合いいただきありがとうございました!
動画を見ていただいた皆さんや、一緒に作品を作っていただいた皆さんが居てくれたおかげで幸せなひと時を過ごすことが出来ました。
そのうちまた何かしらの作品を作り始めると思うので、ぜひその時もまた一緒に遊んでいただけるとうれしいです!


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