「神様の夏祭り」感想

 こんにちは、りとちです。この度、チサさん(https://twitter.com/tisa_mix)の企画するボイスドラマ「神様の夏祭り」が公開されました!めでたい!!ぱちぱちぱち!!!!
 わたくしりとちは女神役及びイラストでご協力させていただきました。

 まずはとりあえず見てくれ。(オタクの常套句)
 こちらの作品は創作BLなのですが、創作BLを土台にしつついろんな感情が渦巻くとっても妄想が捗る作品です……!

 イラスト制作にあたって、皆さんのお声のサンプルや台本をいただきそこからキャラデザを書き起こしたのですが、いざ完成した音源を聞かせていただいてめちゃくちゃビックリしてしまったんですよね。

「え? めっちゃ絵と声あってへん?」

 これ自分褒めではなく、本当に自身が感じた事実としてなんですけど。
 サンプルで拝聴したときよりもそれぞれの個性が感じられて、演者も描き手も寄せたわけではないのに上手く寄り添えた感じ。
 まあイラストのことはひとまず置いておいて(また触れます)、作品についてお話していきたいのですが――

※以下感想はネタバレを含みます(クライマックスや核心的なところには触れていません)。ぜひ本編の視聴したのち、御覧ください※

まずこの作品を語るにあたって、外せないのが予告編です。

 チサさんの企画はいつもとても素敵なPVを作成していらっしゃるのですが、今回も例にもれずとっても素晴らしいPVが予め公開されていたのでした。
 これからどんな物語が始まるのだろうとすごく興味を惹かれる演出と、まだイラストの全体を見せない魅力的な戦法に続々してしまいます。ちなみにキャラクターの顔をすべて見せずこういった目元あたりで隠すと、一般的にミステリアスな印象を与えることが出来ます。ミステリアス。うーん、このPVにふさわしい言葉。
 キャラ一人につき2つずつセリフを喋るのですが、このセリフのチョイスもキャラの魅力を存分に引き出すセリフで、本編がめちゃくちゃ楽しみになってしまうのだ。
 主題歌も作品の題材にとてもマッチしていて、実は制作中のお供でした(先に主題歌にしますと教えていただいていたので)。

 そしてとうとう本編に移るのですが、第一印象はただひたすらに「オシャレ!!!!!」でした。
 自身が演じた女神様ですが、私自身がナレーションが得意ではなく(得意じゃないけどやるのは好き(ナレーションは単純に演じることとは違い規格的な技術が必要のため))自信もないのですが、チサさんの編集により素敵に仕上げていただけて感謝の極みでした。
 そして登場、ヒナタくん!!
>>>>>めっちゃかわいい<<<<<
 何だこの子。太陽間近で浴びたのかと思った。圧倒的無邪気。圧倒的KAWAII。びっくりした。開幕なでなでした。まさに歳の離れた兄のいる弟って感じで、愛されて育ったんだな~という雰囲気をひしひしと感じます。陽の者。
 そして続いて現れるソウさんの>>>大人の声<<<がすごく良い……。
 あ、先に伝えておきますが、オタクなので同じ言葉を何度も使うことをお許しください。オタクに語彙力など必要ないのだ。
 ソウさんの穏やかなそれでいて色気の感じる声がなんとも言えず良いですね……大人の色気だ……。
 兄弟の会話がかわいい。お家でもこんな感じで仲良く話してるんやろな。癒やしの家庭か???

 そしてすっと顔を出すユイトくん。ワアァかわいい!!!!!(大声)
 ユイトくんはサンプルボイスを頂いていなかったので実はPVのボイスが初対面(?)だったんですけど、可愛らしくてにこ…にこ…としてしまったね……。にこやかに笑むオタク。
 台本をすでに頂いているため、まずここでンアアーーーー!!!!となるりとち。最後まで聞けばきっとわかってもらえるはず。
 ヨーヨー釣りの才能が開花するユイトくんかわいいね……。
 このくだりでのヒナタくんの「この中に神様がいるのかな?」のワクワクした感じが本当に可愛くて一から十までなでなでした。

 ユイトくん、ソウさんと一時離れ、リツくんに会いに行くヒナタくん。ワアアーーーーーーーーーーー!!!!リツくんイケメンだねぇ!!!!!!イラストが負けるほどのかっこよさよ。演者さんは軽くこちらの想像を超えてくるので怖い。
 まだ幼い純粋な心でいるヒナタくんと、ずっと未来を見据えて行動するリツくんのコントラストがまたよい。よさみとはこういうことを言います。
 リツくんのCVを担当するmaiさんのツイートを引用させていただくのですが、

こ れ 。このツイートを見てなんかもうわかりすぎてオギャーーーーーー!!!!!って叫びそうになった。
 
もう私が言葉を使う意味がわからん。終わり。最高な。(表現を手放す表現者)

 場面は変わってソウさんとユイトくんの会話に。ウッこの二人から感じるアダルティな空気にドキドキしてしまうな……。
 自身の年齢というか歳の差を気にするソウさんと、もう少しソウさんの近くにいたいと願うユイトくん。あぁ……。(いろんな感情を押し込めたため息)
 ずっと一緒にいてくれよ…頼むよ…。幸せになってくれ……。

 しかしBGMや効果音がとっても良いですね。いろんな方がおっしゃっていましたが、今年は夏祭り自体が開催されず花火も打ち上がらず、夏を感じる要素が暑さしかないといった始末。そんな中、夏を感じられるような演出がふんだんに盛り込まれていて、欠けていた夏が満たされるきぶん。
 そんな空気の中、ソウさんと合流するリツくん。神様は居るのかと疑念を抱くリツくんに、神様は居ると断言するソウさん。ソウさんの叶えてもらった願いが何なのか。この願いがラストに繋がるわけですね……。ウッ(オタクはすぐ呻く。

 語らいながら歩みを進めていると、階段の下の人だかりに気がつく二人。その中心にはヒナタくんの姿が――。

 此処から先はクライマックスについて触れてしまうのであえて言葉にはしませんが、一言でまとめるなら「また来年もみんなで夏祭りを過ごそうな」です。本当に素敵な作品でした。まだ何回でも聴きたい。

 さて、ここからはイラストの制作秘話(というか単純にどういう設定で描いたよとかのお話)となります。

 まず最初に手を付けたのはユイトくんでした。上記の通り、ユイトくんについてはサンプルボイスを頂いていなかったので、完全に企画者兼演者であるチサさんの少年ボイスを妄想しながらデザインしました。狐面は完璧に私の趣味かつユイトくんの設定に添わせたものとなっています。〇〇には××が合う。これはりとちのなかの常識。
 服装を甚平にしたのはなんかこう…線の細さを強調したかったからです。すらりとしていて美しい子感を出したかったので。浴衣に比べて肌の露出面積が多いですからね。これをヒナタくんでやってしまうと多分罪悪感がすごいと思う。

 続いてソウさん。仕事が忙しいみたいだったので、職場から直接来たのかな?と思い、あえて浴衣にしませんでした。男性の浴衣もめっちゃ好きなんですけど!!結果的に、和服の子たちの中に一人洋服の人が加わることによって逆にリアルな感じになってよかったと思っています。ジャケットとネクタイは左手に持ってる。
 ヒナタくんのいうソウ兄のかっこよさって、多分顔じゃなくて振る舞いによるものが大きいのかなという勝手な妄想により、顔の造形はカッコよさよりも穏やかさ、大人の余裕みたいなものを意識しました。ビジネスシーンでは堂々と、ご家庭ではほんのりとした雰囲気を出せる人。的な。

 続いてヒナタくん。CVを努めているはなむらりょうさんの演技がとってもキュートであったこと、そして「ソウにいみたいにかっこよくありませんよ」と拗ねちゃう様子から、もしかしてこの子はKAWAIIなのでは……?と得意の妄想を捗らせ、同い年であるリツくんよりも幼くデザインしました。
 そしてはなむらさんに言及していただいたこちら。

 まゆげ。
 このツイートをこっそり拝見した時にニンマリしてしまいました。オタクはこう思ってこうしたよということに言及してもらうとニッチャリする生き物なのだ。
 そうなんです、眉毛は故意に似せました。私の個人的な見解なんですけど、眉毛ってめっちゃ似ると思ってるんですよね。特に親子よりもきょうだいの眉毛ってめっちゃ似てる。母似父似で顔の造形は違ってもお前ら眉毛そっくりやな!?と思うきょうだいがとても多い。整えてたらわかりませんけどね。
 実際のはなむらさんの演技を聞いて、サンプルよりもずっとぐっと可愛くなっていて乾杯でした。完敗の誤字なんですけど優勝なので乾杯します。今日はヒナタくんの太陽属性で優勝していくわよ。

 最後にリツくん。私も何度かご依頼させていただいている方でお声も把握しているmaiさんがCVを担当していらっしゃるのですが、チサさんの前回の企画である「初恋相手と十年ぶりに会ったら昔の姿のままだった」にも出演していらっしゃり、その時の愛らしいたっくんの演技が頭に残っていたため、リツくんのサンプルを拝聴してドびっくりしたんですよね。
 なんやこのイケメンは!!!!?????多彩な演技をする方だとは存じていたけどこの転換はすごい。助けてくれ。
 そんな衝撃と成長期のぐんぐん伸びる背とで、実は並べるとユイトくんよりも背が高い子となっております。ヒナタ<ユイト<リツ<ソウです。背の順。
 本編でもめちゃくちゃかっこよくて、このクラスでもモテモテそうなリツくんの頭の中はヒナタくんでいっぱいなんだなぁと思うとオタクの心が満たされます。ありがとうございます(合唱)。もう歌うのがやめられません。手を合わせたいのに。

 チサさんにお声がけいただきイラストとボイスをお手伝いさせていただきましたが、チサさんの企画は本当に完成度が高くて、参加者としてはもちろん、チサさんの一介のファンとしてもとても楽しみながら作業ができました。楽しさは一番のモチベです。
 まだチサさんの作品に触れたことがない方は、ぜひこの機会にチサワールドに飛び込んでみてくださいね。
 私がリィちゃんを務めさせていただいた、チーム初恋による作品「初恋相手と十年ぶりに会ったら昔の姿のままだった」も以下にペタリしちゃいます。とっても可愛いお話なので聞いてね!!!

 長々と書き綴ってしまいなんだか申し訳ありませんが、これでも大分暴走部分を削った結果です。小説を1万字書くのには一週間かかるのにな。お前はちゃんと作業をしろ。
 ……ということで、感想はここまでとしておいて、私は引き続き作業に戻ります!改めまして、チーム夏祭りの皆さん、お疲れさまでした!素敵な作品をありがとう!これからもたくさん聞きます!!

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