有馬記念で頑張る天皇賞馬

今年はようやく京都競馬場で天皇賞春が行われました。阪神開催の天皇賞春勝ち馬タイトルホルダーは有馬記念で完敗でしたがフランス遠征後のダメージ、枠順(7枠)に泣いた感はありましたがイクイノックスに一気に捉えられてしまってはどうしようもなかったでしょう。またワールドプレミアは天皇賞制覇後、有馬記念に縁がありませんでした。

天皇賞春秋連対馬

今年はジャスティンパレスが勝利。阪神大賞典の勝ちっぷりは本物でした。宝塚記念3着、天皇賞秋2着と堅実な成績かつイクイノックス相手を考えると昨年有馬記念(7着)より成績は上回るのではないかと感じます。

さて、ジャスティンパレスはフィエールマン以来の天皇賞春秋連対馬になりました。そのフィエールマンは有馬記念3着。前年4着から巻き返しています。

天皇賞秋が2000mになり、春秋連対した馬は10頭(厳密には9頭。メジロマックイーンは18着降着含めると10頭)。
85  1着シンボリルドルフ(秋2着)
88  2着タマモクロス
91  2着メジロマックイーン(*秋降着)
98  3着ステイゴールド(春秋2着)
99  2着スペシャルウィーク
00  1着テイエムオペラオー
01  5着テイエムオペラオー(秋2着)
04  1着ゼンノロブロイ(春2着)
07  8着メイショウサムソン
17  1着キタサンブラック
20  3着フィエールマン(秋2着)

4勝2着3回3着2回、5着1回8着1回
とても優秀な成績です。ジャスティンパレスも続くといいですね。ちなみに天皇賞秋2着ですが、イクイノックスよりも上がり3Fは速く、上がり最速をマークしています。

天皇賞春勝ち馬の成績

フィエールマンとキタサンブラックが頑張っていたので成績は上々でしたが、ゴールドシップ(8着)、フェノーメノ(10着)、ビートブラック(9着)と苦戦。好走したキタサンブラック、フィエールマンとの違いは天皇賞秋好走以外だと天皇賞春でメンバー上がり3F上位でした。ジャスティンパレスの上がり3F34.9でメンバー最速(レース上がり3F差-0.4)でした。

有馬記念の狙いは?

ジャスティンパレスは結局1番人気に。3歳時、神戸新聞杯(中京芝2200m)を制して菊花賞3着。冒頭触れた通り阪神大賞典、天皇賞春を制して宝塚記念3着。天皇賞秋2着。非根幹距離実績はメンバートップ。当然ですが人気するだろうとは思っていましたが1番人気は困りました。4倍の1番人気なんて久しぶりでは。

相手にはソールオリエンス。セントライト記念2着、菊花賞3着と非根幹距離で好走。父キタサンブラックと同じローテで挑みます。母系にデインヒル持ち、内枠引いたなら買わないといけませんね。
タイトルホルダーはJC5着。日経賞圧勝、オールカマー2着と中山実績は光ります。天皇賞春のアクシデントからよく立て直したとは思いますが。
ドウデュースは阪神で行われた京都記念快勝。天皇賞秋で叩かれる意味は特になく何の意味もないので気にしないでいいです。ドバイ行ったもののレース出走できず、秋は豊騎手にアクシデント。ようやくまともに使えますが状態は良くも悪くもない。
ライラックは年内非根幹距離ばかり出走。ちなみにエリザベス女王杯上がり3F最速。
タスティエーラは菊花賞を連対したダービー馬。実質勝ちに等しい皐月賞。弥生賞の勝ち方は有馬記念に向いているのかやや疑問ですが。
スルーセブンシーズはややどころか過剰人気。出遅れ癖と8枠、ぶん回しになってしまう要素が多すぎて狙いにくい。宝塚記念のような末脚を期待するのは酷です。
スターズオンアースは根幹距離した使われていない、8枠と悪い面で揃ってしまった感じ。ジャパンCがかなりの仕上げで挑んでしまっただけにお釣りはないのでは。

もちろんジャスティンパレスが勝利するのが一番ですが負けるのならソールオリエンスでしょうか。

◎ジャスティンパレス
○ソールオリエンス
▲タイトルホルダー
☆ライラック
△ドウデュース
△タスティエーラ
△スルーセブンシーズ

◎○のワイド、2頭軸で買う予想です。3着流しみたいな買い方。

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