NHKマイルカップ・傾向

今回はNHKマイルカップを取り上げます。

NHKマイルカップは変速率上位が毎年好走しますが主役ではない。19年だとケイデンスコール(2着)とカテドラル(3着)が好走。18年ギベオン(2着)、17年ボンセルヴィーソ(3着)と善戦傾向。これら4頭の共通点は「変速率1〜3位」かつ「変速率上位内で上がり3F上位」。ギベオン以外は人気薄の激走。あくまで穴の激走枠と扱う方がいいです。

では、主役は何か。

17年まで完全タイム差上位が勝利、18年は7番目のケイアイノーテック(-0.1)が勝ち途絶えたような形。2着ギベオン(-0.2)も4番目。

昨年は稀に見る完全タイム差上位の争いでした。アドマイヤマーズ、グランアレグリア、ダノンチェイサー。この3頭が他馬を大きく離した完全タイム差(-1.5、-1.3、-1.0)でした。結局1位アドマイヤマーズが勝ちました。

というわけで完全タイム差上位が主役。なのですが闇雲に狙うわけにもいかない。勝ち馬は完全タイム差の高い馬だけで標準以下(+0.0以下)の単勝は買う必要がありません。あくまで単勝の話です。面倒ですが、完全タイム差順と変速率順に分けます。

変速率順は変速率上位の穴馬を見つける為と完全タイム差順で変速率上位か下位か判断する為に使います。

例えば昨年1着アドマイヤマーズは変速率下位(10番目)。4着ダノンチェイサーも変速率下位(13番目)、5着降着グランアレグリアは変速率上位(5番目)。完全タイム差上位といえど変速率の差が出るわけです。16年1着メジャーエンブレム(変速率下位、完全タイム差1番目)、17年1着アエロリット(変速率上位、完全タイム差1番目)、18年1着ケイアイノーテック(変速率下位、完全タイム3番目)

グランアレグリアはアエロリットと同じタイプで変速率上位(5番目)、上がり3F上位(1番目)。アエロリットは変速率(7番目)、上がり3F上位(4番目)。

変速率下位の連中は上がり3F下位なら問題なしです。アドマイヤマーズで34.9、ダノンチェイサーで35.1。ケイアイノーテックは36.7でダントツの最下位でした。

去年は完全タイム差上位3頭が残る堅い決着を覚悟した感じです。例年、変速率上位と下位の組み合わせになるのでグランアレグリアとアドマイヤマーズ・ダノンチェイサーが本線になる、と警戒したら変速率上位が残ってしまった?感じです。

さて、今年はどの馬が残るのか。

次回は出走馬のパフォーマンスを紹介します

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