野鳥撮影で使ってるカメラについて。予算10万円以下で始める野鳥撮影

どうも、ちれまるです。
今回は最近趣味で始めた野鳥撮影について書こうと思います。

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(写真は最近撮ったルリビタキのメス)
前々から興味はあったものの、カメラについてはなーんにも知らないし、レンズも何も買えばいいか分からない。。という状態。
カメラ本体もアホみたいに高いし、望遠レンズも何十万もするんだろうなという予想もありました。

それでもやってみたかったので、野鳥撮影とカメラに詳しい友人から教えてもらいながら、なるべく安く、野鳥がきちんと撮れるクォリティに必要なカメラを恐る恐る購入しました。(予算は8〜10万円以内で一式!!それ以上は無理!!)
正直言って、今もカメラのさまざまな種類とか特性とか良さとかは全然わかりません。

知ってるカメラのメーカーというとCanonとか、Nikonとかが有名でやっぱり野鳥撮影するならここらのメーカーを使うのがスタンダードのようです。
で、カメラにも種類があって一眼レフとか、ミラーレス、コンパクトデジタルのうち、レンズ交換ができる一眼レフかミラーレスを選ぶ必要があります。

違いはなんなのかっていうと、ミラーレスのほうがカメラが少し軽く小さいです。ただ、覗く部分(ファインダー)が液晶デジタルチックな感じになります。経験豊富な野鳥撮影している人が言うには、ミラーレスだとちょっと撮影しにくいから一眼レフのほうがいいよ、と言っていたので、自分は一眼レフのカメラにしました。

カメラに100万円もかけてられないよ!!

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(写真は撮ったエナガくん)
自分の場合は趣味なので、もし最新のモデルのカメラと望遠レンズを購入したら高くて、100万円を超えます(ひえ〜・・)流石に音楽の機材のほうが自分は優先度が高いので、こんなにも出せません。なので、何を買ったかというと。

・Canon EOS 7D 初期型 中古 18000円
・Sigma 150-500mm F5-6.3 APO DG OS Canonマウント 中古美品 55000円

これです。まずはEOS 7Dについてなのですが、ラクマで動作確認をしっかり行っている良さげなものを購入しました。

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画素数は1800万画素のcmosセンサー、2009年に販売されたモデルなのですがどうやらフラッグシップ機らしくて音楽の機材でいうとYamaha Motif XSのように販売されたのは相当昔だけど今でも十分に仕事をこなせるみたいな立ち位置の機材で、それなりにまだ需要があるモデルのようです。重さは、それなりにずしっとしてます。もっと予算がある人はEos kiss x9とかでも良さそうです。

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次に望遠レンズ(Sigma 150-500mm)についてですが、メルカリで新品で購入したものの全く使わず保管していたという良品を55000円で購入しました。中古の通常品でも65000円くらいはするので、本当にラッキーだったです。もし購入する場合は、僕のような中古美品を探してみるか、カメラ屋さんで動作チェックを行った良品のものを探してみてください。

望遠レンズも色々な種類がありますが、野鳥撮影の場合は500から600mmのレンズが必要になります。近づくと鳥が逃げちゃうので・・

また、注意することとしてOS(Optical Stabilizer)付きのものを選ぶ必要があります。これは手ぶれ補正で、野鳥撮影する場合は手持ちでカメラを構えるので、手ぶれ補正がないとうまくフォーカスが合いません。sigmaはOS付きじゃないのも出回っているので、間違って買うとアウトです。
あとは、CanonマウントとNikonマウントと種類があるので、自分のカメラに合ったものを買う必要があります。

いざ、使ってみようじゃないか

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(写真はホオジロ)
まず野鳥がいる場所についてですが、公園、林、森、ヤブ、田舎の集落などわりとよく探すと何かしら見つけることができます。また、ピーピーさえずりをしている鳥なら定位も何となくあっちの方向かな、と分かったりします。

また、冬は混群(こんぐん)と言って、シジュウカラやエナガなど別の種類の小鳥が群れを成して行動するという一大イベントを発見することができます。これを見つけることができたらその日は大当たりです。ですが、混群は数分で過ぎ去ってしまうのでチャンスの時間は短いです。

木やヤブを見ていると、何やらガサガサと動くものがあったり、ピって言っているものが居たらそれは小鳥なので、カメラを準備しましょう。
ですが、当然ながら近づくと逃げます。なので、そーっと警戒されないように7〜8mくらい近づいて撮ります。

ですが、鳥がぐちゃぐちゃした枝や草の中にいたりすると、オートフォーカス(ピント)が合わなくて撮れなかったりします。なので鳥がうまく撮れる位置に移動したりする必要があるようですね。

失敗すると真っ黒になっちゃう

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野鳥撮影では、この位置に鳥が居たら真っ黒になって撮れない。。という領域が必ず存在します。それは逆光です。一眼レフの場合、光をそのまま取り込むので逆光の場合は画像のように鳥が真っ黒のようになってしまいます。

なので、自分自身が太陽の光を味方にする方向に移動するか、逆光に鳥さんが移動してしまったら、残念ながら諦めるしかないです。(とほほ)
木の高い所や真上すぎる場合も、真っ黒なおしりしか撮れません。

ISO感度、シャッタースピード、露出について

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一眼レフには、綺麗な写真をとるためにはカメラ本体の設定が必要で、設定が適切じゃないと真っ黒な写真になってしまったり。なので、全自動のオートモードですればOKなのでは?と思うのですが、これだと野鳥撮影の場合は60点くらいの写真しかとれません。

なので、半マニュアルモードか、完全マニュアルで撮影する必要があります。自分は半マニュアル設定(TvかAvモード)で撮影しています。
詳しく説明するとほんと長くなってしまうので、ざっくりとですが、ISO感度は暗い場所ほど数値を上げて行きます。なので曇りの日や日陰、日が落ちてきた場合はISOを800〜1200に上げて撮ります。シャッタースピードは、早くすればするほど、被写体が動いていても残像みたいにならないように撮れる機能です。鳥の場合は動き回るのでシャッタスピードを250くらいの高めにしておきます。露出については、僕は後でPCに取り込んでから編集するので、いつも標準で撮っています。

鳥さんについて

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(写真はベニマシコのオス)
正直いって、鳥さんが何処にいるのかは鳥のみぞ知る。。という感じで何に会えるかは運の要素がとても強いです。昨日はあんなに鳥が居たのに、今日行ったらなーんにも居ない。。なんていう事もよくあるみたいです。

鳥についても別記事で書いて行きたいですが、色々と個性があります。
例えば、ぐちゃぐちゃと落ち着きがないエナガや、コンコンと木を叩いてばかりいるアカゲラ(キツツキ)など鳥によって撮り方が違いますし、撮影難易度が変わってきます。

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また、撮影するときに連写するのですが色々な表情の鳥さんを撮影することができます。例えば毛づくろいをしていたり、何か木のみをくわえていたりと、表情豊かなところを見る事ができるので、とても魅力的ですよ。

おしまい。

野鳥のインスタはこちら
https://www.instagram.com/hironori.ohno/



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