ポンプについて(その1)

以下の内容を記載。

1. はじめに。ポンプって?
2. ポンプ入口
3. ポンプ出口

1. はじめに。ポンプって?
ポンプ。Pump。英語読みだとパンプ。

初心者向けになるべく一般的な言葉を使います。さらに現場や会社で一般的な呼び方を記載してるんで正式名称ではないかもしれませんが、必ず通じます。

10年以上前、会社に入社したての頃。ポンプって水を汲み上げるものだけど何がそんなに知識がいるの?って思ってました。
でも実際に買おうと思うと難しい。

なぜならば、ポンプを使う場所っていうのは水道菅だったり工場で何かの液体が入っているパイプだったりする。
目的はある場所から離れた場所に液体(流体)を運ぶということ。

ということはポンプのパワーが足りないと離れた場所まで運べないということになる。

そんなときにほんとに運べるよね!という確信を持つためにエンジニアはいろんな計算、条件の決定をする。

2. ポンプ入口

まずポンプの入り口を吸込側一次側サクションって言います。

そして吸込側にも液体(流体)のパワーがあります。
このパワーって何?!って思うかもしれないけど、専門用語ではヘッドとかヘッド圧とか一次圧って言う。
じゃあなんでポンプ入り口にパワーが発生するの?っていうと、ポンプの前(一次側)にはほぼ必ず地上タンクがある。(地下タンクやピットから汲み上げることも多々ありますけど、ここでは割愛!)

地上タンクの場合、液体が入ると当然重くなりますよね?側面に穴を開けると、ピゅ~っと水が出ていきますよね?それがポンプ入り口の液体(流体)のパワーの正体です。
しかもタンクの下に穴を開ければさっきよりさらにピゅ~っと出ていく勢いが強くなるイメージできますよね?
それがヘッド圧の強さの正体です。単位はm(メートル)とかMPaといいます。でもおっさん(おじいさん)達はキロと言ったりもします。
1キロ=10m=0.098MPaです。
イチキロ10メーター0.1メガと呪文のように覚えておくといい。

キロっていうのはkgf/cm2で、MPaっていうのは
N/m2のこと。1kgfは9.8Nなので単位換算をすれば
1キロ=10m=0.098MPaとなります。

ここまででポンプに入る前に既に液体(流体)にはパワーがあることがわかったと思います。

3. ポンプ出口

このポンプ手前のパワーに、ポンプ自身のパワーが加わってポンプから出ていきます。

ポンプの液体の出口を吐出側(としゅつがわ、はきだし、デリベリ、ディスチャージという人もいる)、二次側と呼びます。

そして、この吐出側の液体が出ていくパワーを
吐出圧と言います。

これでポンプの入口、出口のおおまかなことは分かったと思います。

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