離乳食にも「だし」が大切です

「かつお」、「昆布」、「煮干し」、「干しシイタケ」、「野菜」、「鶏ガラ」様々なだしがあります。料理によって選ぶだしが違います。
だしがあることで、他の調味料を少なくし減塩につながることは知られていますが、離乳食でも同じことが言えます。だしがあれば味付けはしなくでも食べることが出来ます。
そもそも味を知らない赤ちゃんは離乳食で味を知っていきます。
味があるものを食べれば、それより薄い味のものは食べずらく、
逆に素材の味や薄味の物を食べていれば、薄味のものもおいしく感じられます。赤ちゃんの味覚を作っているのは、我々大人なのです。
だしのきいた薄味の食事を覚えてもらいたいものです。

様々なだしの中で離乳食で使いやすいものは、昆布だし、かつおだし、野菜だしです。

離乳食を始めたばかりのころは「野菜だし」や「昆布だし」を使っていきます。
「野菜だし」は野菜を茹でた汁のことです。
1つの野菜よりも複数の野菜を茹でた方がおいしく濃厚な味になります。
「昆布だし」はあっさりとした味で、「かつおだし」は香りもよくしっかりとした味です。昆布でだしを取った後、かつおぶしでだしをとる「混合だし」も離乳食におすすめです。

〇野菜だし
野菜の量や種類に特に決まりはありません。
甘みのある野菜を使用して下さい。複数の野菜を入れた方が味に深みがでます。人参や玉ねぎ、キャベツを使用することが多いです。

1.好きな野菜を切りる。
2.鍋に水を入れ、1の野菜を入れ火にかける。
3.野菜が柔らかくなるまで煮たら、完成です!!

〇昆布だしの取り方
(水1Ⅼに対して、昆布10g使用)
1.昆布をペーパーや乾いた布巾などで軽く拭く。
2.水に昆布を入れる。※30分以上つけて置くとよりうまみがでやすくなります。
3.鍋に2を入れ、弱火で火にかける。
4.沸騰直前に昆布を取り、沸騰したら完成です!!

〇かつおだし
(水1Ⅼに対して、かつおぶし30g使用)
1.鍋に水を入れ火にかけ、沸騰したところにかつおぶしを入れる。
2.3~4分沸騰させたら火を止め、かつおぶしが沈むのを待ちます。
3.ボールにザルをのせ、乾いた布巾やキッチンペーパーを置きます。
4.3のボールに2を注ぎ、布巾又はキッチンペーパーでかつおぶしを軽く絞り、完成です!!

〇混合だし
(水1Ⅼに対し、昆布10g、かつおぶし30g使用)
1.昆布をペーパーや乾いた布巾などで軽く拭く。
2.水に昆布を入れる。※30分以上つけて置くとよりうまみがでやすくなります。
3.鍋に2を入れ、弱火で火にかける。
4.沸騰直前に昆布を取り、沸騰したらかつおぶしを入れる。
5.3~4分沸騰させたら火を止め、かつおぶしが沈むのを待ちます。
6.ボールにザルをのせ、乾いた布巾やキッチンペーパーを置きます。
7.3のボールに2を注ぎ、布巾又はキッチンペーパーでかつおぶしを軽く絞り、完成です!!

昆布だし、かつおだし、混合だし、野菜だしどれもそのまま使用赤ちゃんには味が強すぎてしまいます。
野菜だしや昆布だしは白湯と1:1
かつおだしや混合だしは白湯と1:2
くらいの割合で薄めてあげましょう。

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