作品解説: Funeral Flower

The World in Yokohama 2022年1月6日-1月10日 みなとみらい展示作品
Funeral Flowerの作品解説


私は普段はあまり、自分の作品解説をしないのですが、今回は展示という事もあり、Noteにて作品解説をさせていただきます。

今回のFuneral Flowerという作品を解説する前に、花屋って中々街並みから消えないと思っています。私が今、住んでいる街の周辺は、本屋やレンタルビデオ屋はAmazonなどのネット通販の影響により物凄い勢いで減っています。でも、花屋はあんまり減っていない。なぜでしょうか?Amazonでももちろん花を買うことはできますが、買う人は少ないかと思います。なんで、花屋は潰れないのだろうと。花は必需品ではないです。私はプレゼントとしては合理的なではないと思っていました。でも、最近、私自身が父親をなくしたり、誕生日などに花束をプレゼントされて喜んでいる人達を見てなんとなく分かりました。花を贈るということは、心を送っているのだなあと。私たちは心を伝えたいけど、心を伝えるのは物凄く難しいです。だから、花を贈るのだと。そして、心を送るのに、Amazonでワンクリックなんてしないです。自分で見て、自分で選んで、そして相手に直接渡すことに意味があるのだと。その事が分かったからこの作品を作りました。

Funeral Flowerは意味は、弔花や仏花という意味です。被写体が誰か大切な人のためにもう言葉を送ることもできないから、心を捧げている事をイメージして撮影しました。

衣装コンセプトは、Dir en greyのLotusという曲(Live ver)のボーカルKyoの衣装と曲がモチーフになっています。黒い喪服とベールのような写真を撮りたいというのは、かなり前にありました。もう細部を少し深掘りしたかったのと、このコンセプトにぴったしハマるようなモデルがいなかったのですが、
自分の中のコンセプトが固まり、そしてイメージぴったりのモデル夢々さんを見つけることが、出来たため今回の作品が完成できました。ここで改めて御礼を申し上げます。

モデルの夢々さんのInsta
mikael_0506(@mikael_140506) • Instagram写真と動画

Dir en greyのLive
DIR EN GREY - LOTUS (Symphonic Ver.) [from DUM SPIRO SPERO AT NIPPON BUDOKAN] - YouTube

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