山口 絵理子さん「裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記」

 誤解を生むタイトルなので、購入する際、手に取るのをためらったのを思い出します。

「マザーハウス」を設立した山口さんは、小学校時代はイジメにあい、中学で非行に走ります。高校は柔道でトップクラスになり、偏差値40から3ヶ月の受験勉強で慶応大学に合格とドラマチックな人生ですが、大学で学んだ「開発学」をきっかけにバングラデシュに渡り23歳で起業を決意。そして、様々な困難にあいながらも会社を成長させます。

 とにかく諦めずに困難にあってもやり抜く姿勢を読んでいると、「もう少し頑張るか・・・」と思える1冊です。

エピローグでの言葉も印象に残ります。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」

「裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記」
山口 絵理子/講談社/2007.9.1刷

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