時刻設定の狂いには気をつけよう!

なんか1000人に1人もこんな事態に陥る事は無いんじゃないかというエラーをたびたび引いている。今回もそう言った話です。

ある日突然、Wi-Fiを掴んでいるにも関わらず、PCが殆どのサイトに繋がらなくなり、いくつかのサイトへ直接飛ぶ時だけはうまくいって、Cookieやキャッシュや閲覧履歴を削除し、OSを再インストールしてもいっこうに改善せず、途方に暮れる事になったら役に立つかもしれない。

何らかの原因でシステム時刻が大幅に狂うとSSL証明で弾かれ自動調整も効かなくなる

昨今のwebサイトはログインページのみに限らず殆どがSSLとかいう仕組み(の次世代版らしい。今知った)で暗号化されていて、なりすましを防いだり通信の中身を盗み見られたりしないようになっているのだが、このやり取りを正しく行うためにはアクセスするPC側の時刻設定がある程度正確でなければならない。時刻があまりにも狂っていると、正しいサイトなのに偽サイト扱いされたりしてアクセスに失敗する。

今回はMacBookで異常な時刻のズレが発生したために殆どのサイトで「セキュリティ保護された通信を確立できませんでした」との文言で接続に失敗してしまった。

普通PCは正しい時刻を配信するNTPサーバーに同期するようになっているため、仮にしばらくオフライン環境に置いてズレが生じたところでオンライン化した瞬間に修正されるはずである。

ところが、Macで初期設定されている"time.apple.com"はSSL化されているため、アクセスに失敗して時刻の同期もできない、というのが敗因だった。

こんな状態でもアクセスできた一部のサイトというのはつまりSSL化されていないサイトかページだったというわけである。

解決法

手動調整に切り替えてから大体の時刻を合わせ自動調整に戻す
こんな簡単なことに気づくのに3日かかったんですね。

余談

実は、webサイトに繋がらない状態になってから時刻のズレに気づくまでにはそれほど時間はかからなかった。大体1時間くらい先の時刻を示していたのだ。ただ、日付が9ヶ月過去にズレていることには気付けなかった。

いつまで経っても時刻は修正されないし、MacにはWindowsのように手動で同期させるボタンもない。「セキュリティ保護された通信を確立できません」といった文言でGoogleの検索ページすら開けない。

ちょうどこの事件の直前にONUが死んで復活したり何故かそのはずみでホームゲートウェイが逝って交換したばかりだったのも混乱に拍車をかけた。

ちなみにこのMacBook、昨年12月に使ったのを最後にしまいっぱなしでバッテリー切れを起こしていた。だからといって何で9ヶ月過去にズレんねんとは思うが、久々に引っ張り出したノートPCが何故かネットに繋がらなかったらとりあえず日付を確認してみよう!

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