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20240329

春の嵐
すさまじい突風だった
いろんなものが飛んでいた
雨がおさまってきたころには、傘を閉じてじゃないと歩けないくらい
台風並みの威力だな、あれは

午前中にはドゥーラさんがいらっしゃる
家事よりも子の相手がメインのこのごろ
細々とした作業が積み重なっていたから、すきま時間ができて助かる

最初こそ天気が心配で外出せず自宅でやっていたけれど、パソコンもかか(母=わたし)のことも気になってしょうがない坊やは、どうやったって繰り返し寄ってくる
観念してすぐ近くのコーヒー屋さんへ読書に行くことにした
お店はノーゲストで貸切状態、おかげでコーヒー&チーズケーキブレイクに、読みかけの本をじっくり堪能できました

午後になり、予報よりすこし遅れておさまってきた
台風一過さながらの快晴、そして気温もぐんぐんとあがり、小学生のボーイズは半袖を着ていた

あの荒れ模様のときには、おひさまや青空の気配はおろか存在すら信じられないほどだったけれど、いつかは回復するものだね
いいことも正念場も、ずっとは続かない

お昼寝からあがった坊や、なぜか抱っこひもしか”いやだ”というので、仕方なくプリントアウトのためにコンビニへ
うちの目の前の桜並木に沿って向かうと、老木はすでに白い花をつけていた
若葉と花とがともに生える種みたいで、そのコントラストがうつくしく、また初々しくもたおやかな生命力にぐっとくる
坊やも見上げては指差し、にっこりと歓声を上げていた

クリーニングのピックアップをしてから、ふたたびお出かけを打診する
一度外出して空気が入れ替わったのか、今度は快諾してくれた
ヘルメットを装着し、自転車でいざ出発

目的地は、友人の営むお花屋さん
電車だと遠回りで30分くらいかかってしまうところ、なんと15分足らずで着いた
チャリは直線の移動にもってこいね

笑顔で出迎えてくれた店主さんのほがらかさが伝染し、わたしたちもにこやかに

進物でオーダーするのにあわせて、自家用の花を選ぶ
ここ数年、すっかりチューリップの魅力に目覚めた
八重咲きのもの、斑入り、色とりどりで愛らしい
今回は白の八重にしようかなと思い、坊やに訊ねてみるも、ほかのお花を示すときよりも明らかにうれしそうに指差すものだから、きょうはこれで間違いないと迎え入れることにした

笑顔でまたねとお別れし、来た道とは別の道から家を目指す

途中、とある商店街のなかにある惣菜屋さんが、金土だけ揚げ物を並べることを思い出す
よし、今夜はコロッケにしよう
寄り道をしていくことにした
無事に買えてホクホクする

家に着く目前、最寄りの八百屋さんでやきいもといちごも買っていこう
夕飯前の小腹に効きそうだ
いちごはハンドブレンダーでストレートジュースにするぜいたくが坊やとわたしのアワーブーム
果物は午前中に、を基本にしてるとはいえ、きょうは特別
夕方だけどまぁいっか、くいっといってしまおう

雨あがりでお外遊びはできなかったけれど、なんだかんだで充実した金曜日
都内の桜も開花したみたい
いい日になりました

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