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20240717

我が家に面する桜並木にも夏がやってきた

東向きの寝室にある窓をひらくと、ミンミンゼミの鳴き声が飛び入ってくる
それにすぐさま反応し、ミンミンと繰り返す坊や

先週あたりから、我が家の3件隣で解体工事がはじまった
いよいよショベルカーの出番なようで、桜並木に到着したのを発見した
舗装された歩道を傷めないようにシートを敷き、ゆっくりと工事現場へ進出していった

そうしたようすの断片をベランダからのぞきこんでいた親子
以前にも綴ったように、坊やはショベルカーのことを「アピ」と呼ぶ
ゴミ収集車たる「アクア」のほうがより気になるのだろう思い込んでいたけれど、間近にみればやはり興味はそそられるらしい
「アピ!アピ!」としずかに興奮し、わたしに抱っこをせがみ、ベランダの柵から落ちそうなほどの勢いで喰い入るように見届けていた

きょうは水曜日、一時預かりの登園が迫っている
ついつい時計とにらめっこして、早々と切り上げて部屋に入ろうとしたら、まさかの大泣き
アピの動くようすや活躍っぷりをしかと見続けていたかったらしい
思いがけない展開に茫然とするわたし
とはいえ、遅刻するわけにはいかないと、半ば無理やり宥めて着替えや支度を済ませて家を出た

”約束の時間”というおとな、あるいは社会の事情に振り回してしまったことを反省したのは、午後になってしばらくしてからのこと
そんなのは、子どもには関係のないことだ
興味の赴くままに、心ゆくまで堪能してほしいという気持ちにうそはない
そうしてやれなかった自分を責めてしまうのだ
でも、尊重することばかりが正解でもないというのは、朧げにわかっている

こうしたさまざまな感情や想い、思惑が絡み合って、大袈裟だけれど引き裂かれそうになる
けれど、どんなときだって、あらゆる物事の重なるところから、ここだという着地点を見出していかねばならない

落としどころをみつけるって、ごくシンプルなこと
でもそれがとっても難しい

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