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20231125

きょうもきょうとて、家族で遠征
友人の写真展をどうしても観たくて、いざ鎌倉へ

なぜだか鎌倉へ行く日は、雲が出ることが多い
初冬の曇天はどこかもの哀しさが漂っていた

ここは当人の出身地であり、現在の住処があるところ
東京、福岡、京都とさまざまな土地をめぐり、いよいよここに還ってきたというのはなかなか感慨深いものがある

会場は鎌倉にゆかりのある著名な作家の遺した建造物で、それもまたすばらしい風情だった
ここで彼の作品群を観ることができるだなんて、なんてぜいたくなことだろう

きっとここがホームタウンの鎌倉だからなのだろうか
静謐な和室の空間で対峙する作品群は、いつもながらの鋭さのなかに、やさしさが灯っているように映った

展覧会は発表する側はものすごいエネルギーを注ぐだろうと想像がつくけれど、案外、観る側もそれ相応のエネルギーを費やして臨むことになる
それだから、まっさらで何も抱えず、からっぽのような状態で、すうっと受け止められるような余白をなるべくたっぷりとってから足を踏み入れたいとつくづく感じている

天候、ひかり、時間帯、会場内にいる人数、自分のコンディション、家族のバイオリズム…
あらゆるものが絶妙に絡まり合い、きょうのこの瞬間に拝見できたことがほんとうによかった

連日、さまざまな表現者やその作品、活動に触れられてとてもしあわせだ
刺激はもちろん、ふたたびそうした環境に身を置けることに安心感を覚えたりもして
いい交歓ができているから、きっといまのわたしはいい状態で在る気がしている

気に留め、目を通していただきありがとうございます 記事から得たエネルギーを、なにかしらの糧としていただけたらうれしいです もしよろしかったら、お気持ちに応じたサポートとしてお返しいただけたらしあわせに思います さらなる活動の原動力としてめぐらせてもらいますね