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20240810

早朝、わたしの掛け布団を手繰り寄せて、みずから掛けていた子
半分眠っているかのようなトーンで、音も立てず声を発することなく、ごくごく静かに為されていった

じき起き上がったわたしは、まずベランダに出る
涼しい、と感じられるほどの気温
湿度もなく、まるで高原の朝のようだった
すでに秋の気配だなぁ、そんなふうに感じた

綿をすうっと引きちぎったかのような、やわらかい雲がたなびいている
あまりにうつくしくて、写真を撮った

坊やがふたたび眠りの世界にいる横で、レースカーテン越しに朝の陽を感じながら本を読んでいる

そういえば
きのうあたりからかな、坊やが『おはよー』と言えるようになっていた
お気に入りのミニカーたちに呼びかけていたのを目撃した
別のときには、たまに近くにあるそれらに『おいでー』と声かけしたりも
大事な仲間にあいさつできるっていいよね

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