20240209

おひさまの力はすごい
この数日で、ほとんどの雪を溶かしてしまった
あとは日陰の路肩にまとめられたのがすこし残るくらいかな
ひかりの強さ、地熱もしかり、端々から春に向かっていくエネルギーを感じる

きょうはワンちゃんたちと縁の多い日だった
遊歩道で、森で
みな親切な飼い主さんたちで、子とのふれあいを促してくれた
往々にして慎重派な坊や、最初こそおっかなびっくりだったけれど、徐々に打ち解けて触れるようになっていた
なめられてもいやがらず、犬さんたちの好意を受け止めていて、それがなんだか微笑ましくも尊かった

ひとであれ犬であれ、人懐っこい性分と接すると、自然と心をひらかせてもらえるものだね
たとえほんのつかの間、すれちがいざまの関係性であっても交わせるものがあるし、宝もののような経験が生まれることもあるんだね

いつも”こうせねば”とがんじがらめになっていたことに気付かされる
午前中のうちに陽を浴びねば
この時間までに森にたどりついてほどよく外遊びせねば
日中のうちにお昼寝をさせなければ

規則正しい生活は、そのリズムによってそれ相応に律することができるだろうけれど、それってほんとうにわたしがやりたかったこと？
理想の姿に近づくために、背伸びしてるだけなんじゃない？

その証に、どこか凝り固まってないかしら？
身体はこわばり、心はガッチガチで、ゆるまってないよね
やわらかさ、すなわち柔軟さが失われている
それじゃあ心地よいとは程遠い

図らずも、きょうはその窮屈さから解放される流れが生まれた

午前中の整体のあと、いつもよりやや遅め時間に森へ
ワンちゃんやら月齢の近い親子さんたちとお話ししたりいっしょに過ごしたり
のちいつもの遊具や傾斜のある土の大地で遊んでいるうちにお昼時となり、お腹が空いたのと冷えたのもあいまって近くのカフェへ
パンやスコーンといっしょにコーンスープを頼み、坊やと分けっこした
いつもより食べる量は少なくとも、手の込んだメニューやお店の方々に遊んでもらったことで満足したのか、帰り道に眠ってしまった

いつもの流れとはだいぶ異なるけれど、たまにはこんな日があってもいいよね
お互い満ち足りて過ごせたなら満点だ

“こうあるべき”と理想や社会的な通念といった外の枠組みに縛られず、その時どきの自分たちの内側から湧き上がる”こうしたい”という望みやニーズにこそ忠実にありたい
そのときにやってきた流れを察知して、その本質をしっかりと見定め、”これだ！”というものを掴み取るようにして、一歩一歩着実に切り拓いていきたいものだ