20240129

カーテンをひらいた瞬間、レースカーテン越しに朝陽を知覚した
いよいよ、直に射し込む頃合いになったのね
確実に、春へと向かっているのを実感する

未就園児クラスも板についてきた
いつもはなんでもはりきって「自分でやる！」な子は、好奇心や探究心はありながらも、ふだんの振り切ったようすはナリを潜めていた節があるように見届けていた
ここにきて、その片鱗が発揮されてきたようにみえる

一般的に男の子はシャイだというものね
人見知りとは無縁の（でも”二度目まして”には怖気付く）わたしには、そういった”他者を俯瞰してみる”みたい感覚は持ち合わせがないようで、みていておもしろいし、勉強になる

彼にとってあたりまえなことも、他の子（の親御さん）からみたら「すごいねぇ！」ってこともあるものだね
両手で木製の自動車を動かして遊んでいた坊やをみて、親しくしてるお母さんから感心の声があがっていた
自分の芝生の青さには無頓着だからなぁ
それをさりげなく教えてもらえるってありがたいことだなぁ

帰宅途中に午睡してしまうのはいつものこと
しばらくお昼寝したのち起きてきて、遅いお昼ごはんを食べる

陽のあるうちにおつかいに付き合ってもらった
近場の用事だったから、玄関から靴を履き、ベビーカーも抱っこひももなしに手をつないで出かけてみることに
転びそうになりながらも、ちょこちょことしっかり歩いていた
街の窓ガラスに映り込む彼の姿に、なんだかとっても感慨深い心地になる
日々成長していくと、いつしかこんな日が来るんだねぇ

所用をすませたのち、ドラッグストアでロール状のキッチンペーパーをいただいた
お会計に並んだ段階で「持ちたい！」の意思を表すものだから汲んでやり、持ってもらった
レジカウンターに差し出し、お会計をすませてお受け取り
そこから休み休み、信号や交差点では抱きかかえつつも、なんと自宅まで運んでくれたのだった

身体の半分ほどのサイズをひょいと持っては運ぶちいさなひと
そのようすをみて、お店でご対応してくださったスタッフの方、工事現場の誘導員さん、すれ違うおばあさんやおじいさん…
みな微笑ましいようなまなざしを向けて、声をかけてくれたり、しずかに見守ってくれた
まじりけのない幼な子の懸命さに、きっと心打たれるものがあったのだろう

お手伝い、どうもありがとうね！